配信プログラムに関するメモリ使用量
HULFTの配信プログラムに関するメモリ使用量の計算方法を以下に示します。
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ここで示す計算方法は目安です。また、運用環境により算出されたメモリ使用量と実際のメモリ使用量は異なる可能性があります。
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ブロック長が“32760”の配信ファイルを使用してメモリ使用量の値を算出しています。
配信プログラムのメモリ使用量(単位:KB)は、以下の式で計算します。
基本域の計算式
配信プログラムの基本域のメモリ使用量=a+b+c
拡張域の計算式
配信プログラムの拡張域のメモリ使用量=d+e+f
代入値はそれぞれ以下の式で計算します。
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基本域 |
備考 |
---|---|---|---|
a |
起動時 |
736KB |
固定値 |
b |
配信起動タスク |
配信起動タスク数(TASK-CNT)×36KB |
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c |
ワークファイル転送 |
(同時に配信が実行される数×64KB)+8KB |
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ダイレクト転送 |
(同時に配信が実行される数×68KB)+8KB |
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拡張域 |
備考 |
---|---|---|---|
d |
起動時 |
2,904KB |
固定値 |
e |
配信起動タスク |
配信起動タスク数(TASK-CNT)×232KB |
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f |
ワークファイル転送 |
(同時に配信が実行される数×96KB)+552KB |
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ダイレクト転送 |
(同時に配信が実行される数×648KB)+392KB |
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算出例
ワークファイル転送のみで下記の値の場合、配信プログラムのメモリ使用量の計算式は以下となります。
項目 |
値 |
---|---|
配信起動タスク数(TASK-CNT) |
4 |
同時に配信が実行される数 |
4 |
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配信プログラムのメモリ使用量(基本域)
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a:736KB
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b:(4×36)KB
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c:((4×64)+8)KB
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配信プログラムのメモリ使用量(拡張域)
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d:2,904KB
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e:(4×232)KB
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f:((4×96)+552)KB
上記の計算の結果、配信プログラムに関するメモリ使用量は以下となります。
基本域のメモリ使用量:a+b+c=1,144KB
拡張域のメモリ使用量:d+e+f=4,768KB