要求受付プログラムに関するメモリ使用量


<第4版からの改訂内容>

改訂日

改訂内容

2024年3月5日

2023年8月3日

新規追加


 

HULFTの要求受付プログラムに関するメモリ使用量の計算方法を以下に示します。

注意
  • ここで示す計算方法は目安です。また、運用環境により算出されたメモリ使用量と実際のメモリ使用量は異なる可能性があります。

  • 要求受付プログラムについて、送信要求の転送方法はワークファイル転送を使用して値を算出しています。

要求受付プログラムのメモリ使用量(単位:KB)は、以下の式で計算します。

 

基本域の計算式

要求受付プログラムの基本域のメモリ使用量=a+b

 

拡張域の計算式

要求受付プログラムの拡張域のメモリ使用量=c+d

代入値はそれぞれ以下の式で計算します。

表D.7 基本域の計算式の代入値

 

 

基本域

備考

a

起動時

300KB

固定値

b

 

送信要求

(同時に要求受付が実行される数×52KB)+264KB

 

再送要求

(同時に要求受付が実行される数×16KB)+16KB

 

リモートジョブ実行

(同時に要求受付が実行される数×12KB)+60KB

 

マネジャー接続

(同時に要求受付が実行される数×24KB)+300KB

 

表D.8 拡張域の計算式の代入値

 

 

拡張域

備考

c

起動時

5,140KB

固定値

d

 

送信要求

(同時に要求受付が実行される数×480KB)+160KB

 

再送要求

同時に要求受付が実行される数×84KB

 

リモートジョブ実行

(同時に要求受付が実行される数×80KB)+40KB

 

マネジャー接続

(同時に要求受付が実行される数×3,840KB)+480KB

 

 

算出例1

送信要求で「同時に要求受付が実行される数」が“4”の場合、要求受付プログラムのメモリ使用量の計算式は以下となります。

要求受付プログラムのメモリ使用量(基本域)

 

a:300KB

b:((4×52)+264)KB

要求受付プログラムのメモリ使用量(拡張域)

 

c:5,140KB

d:((4×480)+160)KB

 

上記の計算の結果、要求受付プログラムに関するメモリ使用量は以下となります。

基本域のメモリ使用量:a+b=772KB

拡張域のメモリ使用量:c+d=7,220KB

 

 

算出例2

マネジャー接続で「同時に要求受付が実行される数」が“3”の場合、要求受付プログラムのメモリ使用量の計算式は以下となります。

要求受付プログラムのメモリ使用量(基本域)

 

a:300KB

b:((3×24)+300)KB

要求受付プログラムのメモリ使用量(拡張域)

 

c:5,140KB

d:((3×3,840)+480)KB

 

上記の計算の結果、要求受付プログラムに関するメモリ使用量は以下となります。

基本域のメモリ使用量:a+b=672KB

拡張域のメモリ使用量:c+d=17,140KB