データ検証機能

集信側ホストで、集信したデータと配信側ホストが配信したデータと一致しているかどうかを検証できます。この機能を「データ検証」と呼びます。

データ検証機能を利用すると、システムの運用時、データ検証によって配信側ホストから転送されたデータとの不一致が判明した場合はエラーとして処理され、エラーメッセージが配信側ホストに通知されます。

なお、データ検証機能で転送データの整合性が保証される範囲は、転送の開始から終了までです。転送後のデータは保証範囲に含まれません。

図2.42 データ検証機能

データ検証機能を利用する場合は、集信側ホストで、目的の集信ファイルに対応する集信管理情報のデータ検証(DATAVERIFY)に“1(する)”を指定します。集信管理情報についての詳細は、「オペレーション マニュアル」を参照してください。

同一ファイルを複数のホストへ配信する(同報配信)場合、データ検証機能を利用したい集信側ホストの集信管理情報のみデータ検証に“1”を指定してください。データ検証を“0(しない) ”に指定した集信側ホストに対しては、データ検証機能は有効とならずデータ検証を行わない転送となります。

注意

データ検証機能を利用するには、配信側ホストと集信側ホストのどちらにも、HULFT Ver.7以降が導入されている必要があります。配信側ホストのHULFTがVer.7未満の場合、集信側ホストでデータ検証が指定されると、転送エラーとなります。集信側ホストのHULFTがVer.7未満の場合、データ検証は指定できず、データ検証を行わない転送となります。