動的指定
HULFTでは、ファイル転送を行う場合、あらかじめ管理情報を設定しておく必要がありますが、その管理情報の設定内容を動的に変更できます。
配信ファイル名や配信先などを動的に変更できるため、ファイル名や送り先が転送ごとに変わるような場合、1つのファイルIDを利用して運用できます。
また、集信管理情報に環境変数を設定することにより、集信ファイル名を配信ファイル名と同一にすることができます。
(1) 配信時の動的指定
配信管理情報にある汎用機DSN(DSNAME)および転送グループID(GRPID)は、配信要求の実行時に動的に設定内容を変更できます。変更する内容は、配信要求プログラムのパラメータに指定します。
また、配信要求プログラム実行時に、ホスト名を動的に指定できます。ホスト名の動的指定を行うと、配信管理情報内の転送グループIDは無効になります。
詳細は、「オペレーション マニュアル」の配信要求プログラムの説明を参照してください。
(2) 集信時の動的指定
集信管理情報にある汎用機DSNは、“&SNDFILE”と設定することにより配信ファイル名と同じ名前に変更できます。