ファイルトリガ情報(UNIX/Linux)

ファイルトリガ情報を登録します。

注意

ファイルトリガ情報は「HULFT7 for UNIX/Linux-EX」を導入している場合に使用できます。

(1) 項目一覧

表5.30 ファイルトリガ情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

トリガID

 

英大文字数字

×

8バイト以内

コメント

 

文字

60バイト以内

ファイル名

 

文字

×

200バイト以内

ジョブID

 

英数字

×

8バイト以内

作成監視

する

(*1)

×

 

削除監視

する

(*1)

×

 

変更監視

する

(*1)

×

 

監視方法

タイムスタンプ

(*1)

×

 

ファイル操作確認

する

(*1)

×

 

ファイル操作確認待機

する

(*1)

×

(*2)

監視間隔

10

10~2678400

×

単位:秒

実行有無

する

(*1)

×

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

画面で選択

*2

:

「ファイル操作確認」が“する”の場合のみ設定可能

(2) 各項目の説明

ファイルトリガ情報に設定する各項目について説明します。

トリガID

監視するファイルを認識するためのID

コメント

ファイルトリガ情報に対するコメント

ファイル名

監視対象となるファイル

絶対パスで指定します。

ファイル名にアスタリスク(*)を使用できます。使用すると、複数のファイルを同時に監視することができます。

アスタリスク(*)はファイル名に使用できますが、ディレクトリ名などには使用できません(“/home/users/usr1/*testdata/test.txt”などは指定不可)。

アスタリスク(*)を使用してファイル名を指定した場合、ファイル名が絶対パスで200バイトを超えるファイルは監視されません。

ジョブID

ファイルの作成、削除、または変更を検知したときに起動するジョブID

作成監視

ファイルの新規作成を監視

ファイルの新規作成を監視するか、しないかを指定します。

  • する

  • しない

削除監視

ファイルの削除を監視

ファイルの削除を監視するか、しないかを指定します。

  • する

  • しない

変更監視

ファイルの変更を監視

ファイルの変更を監視するか、しないかを指定します。

  • する

  • しない

監視方法

変更監視時の定義

変更監視を行ったときに、何を変更と定義するかを指定します。

タイムスタンプ

: ファイルのタイムスタンプで変更を判定する

ファイルサイズ

: ファイルのサイズで変更を判定する

ファイル操作確認

ファイル操作の確認

ファイルが他のどのプロセスおよびアプリケーションからも使用されていないことを確認するか、しないかを指定します。

  • する

  • しない

ファイル操作確認待機

ファイル操作確認の失敗時の動作

ファイル操作を確認できるまで待機するか、失敗した時点で終了とするかを選択します。

する

: 待機する

しない

: 待機しない

「ファイル操作確認」で“する”を指定した場合のみ、設定値が有効になります。

監視間隔

監視を行う間隔

監視を行う間隔を秒単位で指定します。

実行有無

登録しているトリガIDの実行有無

登録しているトリガIDを監視対象とするか、しないかを指定します。

する

: 設定に従ってファイルの監視を行う

しない

: ファイルの監視を行わない

注意

ファイルトリガ情報を新規、変更、および削除しただけでは実際の監視情報は変更されません。ファイルトリガ情報を反映させるためには、要求受付デーモンの再起動、またはファイルトリガ情報制御コマンドの実行が必要となります。