詳細ホスト情報(Mainframe)

配信側のホストまたは集信側のホストの詳細情報を登録します。

詳細ホスト情報の登録は省略することができます。省略した場合、TCP/IP for MVSに登録されているホスト名を配信管理情報の転送グループIDに指定します。また、設定値として「漢字コード種」は“SHIFT-JIS”、「JIS年度」は“83JIS”になります。

(1) 項目一覧

表5.15 詳細ホスト情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

ホスト名

 

英数字と一部の記号 (*1)

×

50バイト以内

コメント

 

英数字

60バイト以内

ホスト種

汎用機

(*2)

×

 

漢字コード種

JEF

(*2)

×

 

集信ポートNo.

30000

1~65535

 

要求受付ポートNo.

31000

1~65535

 

ホスト別配信多重度

0

0~100

 

JIS年度

83JIS

(*2)

×

 

接続形態

LAN

(*2)

×

 

ドメイン名

 

英数字

(*3)

自ネットPROXYサーバ名

 

英数字

 

50バイト以内 (*4)

自ネットPROXYポートNo.

 

1~65535

 

(*4)

相手ネットPROXYサーバ名

 

英数字

 

50バイト以内 (*4)

相手ネットPROXYポートNo.

 

1~65535

 

(*4)

デバイス指定タイプ

ボリューム通し番号

(*2)

(*5)

 

ボリューム通し番号1 / 装置情報1

 

英数字

(*5)

(*6)

ボリューム通し番号2 / 装置情報2

 

英数字

(*6)

送信要求・再送要求受付許可

する

(*2)

 

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

する

(*2)

 

ジョブ実行結果通知受付許可

する

(*2)

 

リモートジョブ実行受付許可

する

(*2)

 

ユーザの通知

通知しない

(*2)

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

“-(ハイフン)”、“.(ピリオド)”のみ設定可能です。

ただし、“-(ハイフン)”が範囲指定の意味を持っているため、以下を実行する場合、“-(ハイフン)”が含まれているホスト名を指定することはできません。

  • 詳細ホスト情報リスト出力(XRHSTLST)

  • 配信履歴リスト出力・ファイル出力(XRSLOGL)

  • 集信履歴リスト出力・ファイル出力(XRRLOGL)

また、HULFT-HUBが“_(アンダーバー)”を設定する場合があります。

*2

:

画面で選択。

*3

:

Ver.6以降では使用しません。

*4

:

HULFT-HUB Server経由で配信または集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。

*5

:

「接続形態」で“SAN(XLD)”を選択した場合は、省略不可です。

*6

:

「デバイス指定タイプ」は、zOSでは“ボリューム通し番号”のみの対応となります。

(2) 各項目の説明

詳細ホスト情報で設定する各項目について説明します。

ホスト名

配信側または集信側のホスト名

このホスト名と転送グループ情報のホスト名が関連づけられます。

コメント

ホストに対するコメント

ホスト種

上記ホスト名のホスト種

汎用機

: Mainframe

UNIX

: UNIX/Linux/NonStop

WindowsNT

: WindowsNT系OS

Windows

: Windows9x系OS

AS/400

: i5/OS

K

: 富士通Kシリーズ

漢字コード種

上記ホスト名の漢字コード種

  • SHIFT-JIS

  • JEF

  • EUC

  • IBM

  • KEIS

  • NEC

  • UTF-8

集信ポートNo.

HULFTの集信ポート番号

要求受付ポートNo.

HULFTの要求受付ポート番号

ホスト別配信多重度

上記ホストへの配信多重度

“0”を設定した場合、ホスト別配信多重度の制御は行いません。

省略すると“0”が設定されます。

「ホスト別配信多重度」には、システム動作環境設定の「配信起動タスク数」以下の値を設定するようにしてください。

JIS年度

上記漢字コードのJIS年度

78JIS

 

83JIS

: 90年度JISにも対応

接続形態

上記ホストの接続形態

LAN

: LAN接続

SAN(FAL)

: SAN(FAL)接続

SAN(XLD)

: SAN(XLD)接続

自ネットPROXYサーバ名

自分のネットワークに接続された「HULFT FireWall」が起動しているサーバ名

ローカルネットワークから「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。

注意

HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。

自ネットPROXYポートNo.

自分のネットワークに接続された「HULFT FireWall」が使用するポート番号

ローカルネットワークから「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。

注意

HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。

相手ネットPROXYサーバ名

相手のネットワークの「HULFT FireWall」が起動しているサーバ名

グローバルネットワーク(インターネット)から「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。

注意

HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。

相手ネットPROXYポートNo.

相手ネットPROXYサーバの「HULFT FireWall」が使用するポート番号

グローバルネットワーク(インターネット)から「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。

注意

HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。

デバイス指定タイプ

「接続形態」で“SAN(XLD)”を指定した場合に有効

  • ボリューム通し番号

  • 装置情報

HULFT for zOSの場合、“装置情報”を指定すると「データアクセスエラー」となります。

HULFT for zOSの場合は“ボリューム通し番号”を指定してください。

ボリューム通し番号1 / 装置情報1

転送用共有ボリュームへのパス名

「デバイス指定タイプ」で“ボリューム通し番号”を指定すると「ボリューム通し番号1」となり、“装置情報”を指定すると「装置情報1」となります。

「デバイス指定タイプ」で“装置情報”を選択した場合、MSPのときは装置番号を、XSPのときは装置名を指定します。

ボリューム通し番号2 / 装置情報2

「ボリューム通し番号1 / 装置情報1」で指定したデバイスが使用できなかった場合の、代替デバイスへのパス名

「デバイス指定タイプ」で“ボリューム通し番号”を指定すると「ボリューム通し番号2」となり、“装置情報”を指定すると「装置情報2」となります。

「デバイス指定タイプ」で“装置情報”を選択した場合、MSPのときは装置番号を、XSPのときは装置名を指定します。

送信要求・再送要求受付許可

送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否

許可する

: 送信要求および再送要求の受付を許可する

許可しない

: 送信要求および再送要求の受付を許可しない

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否

許可する

: 集信後ジョブ結果参照要求の受付を許可する

許可しない

: 集信後ジョブ結果参照要求の受付を許可しない

ジョブ実行結果通知受付許可

ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否

許可する

: ジョブ実行結果通知の受付を許可する

許可しない

: ジョブ実行結果通知の受付を許可しない

リモートジョブ実行受付許可

リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否

許可する

: リモートジョブ実行の受付を許可する

許可しない

: リモートジョブ実行の受付を許可しない

ユーザの通知

ユーザID(OS)およびユーザID(管理画面)の接続先ホストへの通知の有無

通知する

: ユーザを通知する

通知しない

: ユーザを通知しない

ユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」のユーザの通知の説明を参照してください。