詳細ホスト情報(Mainframe)
配信側のホストまたは集信側のホストの詳細情報を登録します。
詳細ホスト情報の登録は省略することができます。省略した場合、TCP/IP for MVSに登録されているホスト名を配信管理情報の転送グループIDに指定します。また、設定値として「漢字コード種」は“SHIFT-JIS”、「JIS年度」は“83JIS”になります。
(1) 項目一覧
項目名 |
初期値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
---|---|---|---|---|
ホスト名 |
|
英数字と一部の記号 (*1) |
× |
50バイト以内 |
コメント |
|
英数字 |
○ |
60バイト以内 |
ホスト種 |
汎用機 |
(*2) |
× |
|
漢字コード種 |
JEF |
(*2) |
× |
|
集信ポートNo. |
30000 |
1~65535 |
○ |
|
要求受付ポートNo. |
31000 |
1~65535 |
○ |
|
ホスト別配信多重度 |
0 |
0~100 |
○ |
|
JIS年度 |
83JIS |
(*2) |
× |
|
接続形態 |
LAN |
(*2) |
× |
|
ドメイン名 |
|
英数字 |
○ |
(*3) |
自ネットPROXYサーバ名 |
|
英数字 |
|
50バイト以内 (*4) |
自ネットPROXYポートNo. |
|
1~65535 |
|
(*4) |
相手ネットPROXYサーバ名 |
|
英数字 |
|
50バイト以内 (*4) |
相手ネットPROXYポートNo. |
|
1~65535 |
|
(*4) |
デバイス指定タイプ |
ボリューム通し番号 |
(*2) |
(*5) |
|
ボリューム通し番号1 / 装置情報1 |
|
英数字 |
(*5) |
(*6) |
ボリューム通し番号2 / 装置情報2 |
|
英数字 |
○ |
(*6) |
送信要求・再送要求受付許可 |
する |
(*2) |
○ |
|
集信後ジョブ結果参照要求受付許可 |
する |
(*2) |
○ |
|
ジョブ実行結果通知受付許可 |
する |
(*2) |
○ |
|
リモートジョブ実行受付許可 |
する |
(*2) |
○ |
|
ユーザの通知 |
通知しない |
(*2) |
○ |
|
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
*1 |
: |
“-(ハイフン)”、“.(ピリオド)”のみ設定可能です。 ただし、“-(ハイフン)”が範囲指定の意味を持っているため、以下を実行する場合、“-(ハイフン)”が含まれているホスト名を指定することはできません。
また、HULFT-HUBが“_(アンダーバー)”を設定する場合があります。 |
*2 |
: |
画面で選択。 |
*3 |
: |
Ver.6以降では使用しません。 |
*4 |
: |
HULFT-HUB Server経由で配信または集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。 |
*5 |
: |
「接続形態」で“SAN(XLD)”を選択した場合は、省略不可です。 |
*6 |
: |
「デバイス指定タイプ」は、zOSでは“ボリューム通し番号”のみの対応となります。 |
(2) 各項目の説明
詳細ホスト情報で設定する各項目について説明します。
- ホスト名
-
配信側または集信側のホスト名
このホスト名と転送グループ情報のホスト名が関連づけられます。
- コメント
-
ホストに対するコメント
- ホスト種
-
上記ホスト名のホスト種
- 汎用機
-
: Mainframe
- UNIX
-
: UNIX/Linux/NonStop
- WindowsNT
-
: WindowsNT系OS
- Windows
-
: Windows9x系OS
- AS/400
-
: i5/OS
- K
-
: 富士通Kシリーズ
- 漢字コード種
-
上記ホスト名の漢字コード種
-
SHIFT-JIS
-
JEF
-
EUC
-
IBM
-
KEIS
-
NEC
-
UTF-8
-
- 集信ポートNo.
-
HULFTの集信ポート番号
- 要求受付ポートNo.
-
HULFTの要求受付ポート番号
- ホスト別配信多重度
-
上記ホストへの配信多重度
“0”を設定した場合、ホスト別配信多重度の制御は行いません。
省略すると“0”が設定されます。
「ホスト別配信多重度」には、システム動作環境設定の「配信起動タスク数」以下の値を設定するようにしてください。
- JIS年度
-
上記漢字コードのJIS年度
- 78JIS
-
- 83JIS
-
: 90年度JISにも対応
- 接続形態
-
上記ホストの接続形態
- LAN
-
: LAN接続
- SAN(FAL)
-
: SAN(FAL)接続
- SAN(XLD)
-
: SAN(XLD)接続
- 自ネットPROXYサーバ名
-
自分のネットワークに接続された「HULFT FireWall」が起動しているサーバ名
ローカルネットワークから「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。
注意HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。
- 自ネットPROXYポートNo.
-
自分のネットワークに接続された「HULFT FireWall」が使用するポート番号
ローカルネットワークから「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。
注意HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。
- 相手ネットPROXYサーバ名
-
相手のネットワークの「HULFT FireWall」が起動しているサーバ名
グローバルネットワーク(インターネット)から「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。
注意HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。
- 相手ネットPROXYポートNo.
-
相手ネットPROXYサーバの「HULFT FireWall」が使用するポート番号
グローバルネットワーク(インターネット)から「HULFT FireWall」へ接続するときに必要です。
注意HULFT-HUB Server経由で配信および集信する場合には、HULFT-HUBシステムが自動的に設定します。
- デバイス指定タイプ
-
「接続形態」で“SAN(XLD)”を指定した場合に有効
-
ボリューム通し番号
-
装置情報
HULFT for zOSの場合、“装置情報”を指定すると「データアクセスエラー」となります。
HULFT for zOSの場合は“ボリューム通し番号”を指定してください。
-
- ボリューム通し番号1 / 装置情報1
-
転送用共有ボリュームへのパス名
「デバイス指定タイプ」で“ボリューム通し番号”を指定すると「ボリューム通し番号1」となり、“装置情報”を指定すると「装置情報1」となります。
「デバイス指定タイプ」で“装置情報”を選択した場合、MSPのときは装置番号を、XSPのときは装置名を指定します。
- ボリューム通し番号2 / 装置情報2
-
「ボリューム通し番号1 / 装置情報1」で指定したデバイスが使用できなかった場合の、代替デバイスへのパス名
「デバイス指定タイプ」で“ボリューム通し番号”を指定すると「ボリューム通し番号2」となり、“装置情報”を指定すると「装置情報2」となります。
「デバイス指定タイプ」で“装置情報”を選択した場合、MSPのときは装置番号を、XSPのときは装置名を指定します。
- 送信要求・再送要求受付許可
-
送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否
- 許可する
-
: 送信要求および再送要求の受付を許可する
- 許可しない
-
: 送信要求および再送要求の受付を許可しない
- 集信後ジョブ結果参照要求受付許可
-
集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否
- 許可する
-
: 集信後ジョブ結果参照要求の受付を許可する
- 許可しない
-
: 集信後ジョブ結果参照要求の受付を許可しない
- ジョブ実行結果通知受付許可
-
ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否
- 許可する
-
: ジョブ実行結果通知の受付を許可する
- 許可しない
-
: ジョブ実行結果通知の受付を許可しない
- リモートジョブ実行受付許可
-
リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否
- 許可する
-
: リモートジョブ実行の受付を許可する
- 許可しない
-
: リモートジョブ実行の受付を許可しない
- ユーザの通知
-
ユーザID(OS)およびユーザID(管理画面)の接続先ホストへの通知の有無
- 通知する
-
: ユーザを通知する
- 通知しない
-
: ユーザを通知しない
ユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」のユーザの通知の説明を参照してください。