フォーマット情報(Mainframe)

配信するファイルのフォーマットを登録します。登録できる項目数は1000項目で、登録できるバイト数は合計19,997バイトまでです。項目名から項目タイプまでが1項目です。

(1) 項目一覧

表5.17 フォーマット情報項目一覧

項目名

初期値

設定値

省略

備考

フォーマットID

 

英数字

×

8バイト以内

コメント

 

英数字

60バイト以内

項目名

 

英数字

×

16バイト以内

開始位置

(*1)

1~9999

 

バイト数

 

1~9999

×

 

小数部桁数

 

0~9

 

項目タイプ

 

X,B,P,N,M,9,F,I,S

×

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

1つ前の項目の開始位置にバイト数を加えた値になります。

(2) 各項目の説明

フォーマット情報で設定する各項目について説明します。 

フォーマットID

登録したフォーマットを認識するためのID

このフォーマットIDと配信管理情報、マルチフォーマット情報のフォーマットIDが関連づけされます。

コメント

フォーマットに対するコメント

項目名

項目を認識する名称

開始位置

当該項目の開始位置

項目の開始位置(レコードの先頭から何バイト目か)を指定します。

バイト数

当該項目のバイト数

小数部桁数

当該項目の小数点以下桁数

項目が数値データで小数点以下桁数があれば指定します。

項目タイプ

当該項目のデータタイプ

X

: キャラクタ

B

: バイナリ

P

: サイン付内部10進数

N

: 漢字(シフトコードなし)

M

: 漢字とキャラクタの混在

9

: サイン無外部10進数

F

: 浮動小数点タイプ

I

: イメージタイプ(無変換)

S

: サイン付外部10進数

項目タイプの詳細は以下のとおりです。

表5.18 項目タイプの詳細

項目値

サイズ

(バイト)

項目説明

X

キャラクタ

1~9999

EBCDICコードのみの文字データ形式。

2バイトコードが含まれていてはいけません。

B

バイナリ

2、4、8

符号付きの整数の数値データ形式。

P

サイン無外部10進数

1~10

符号付きのパック形式の10進数データ形式。

ただし、18桁までしか扱えません。

N

漢字(シフトコードなし)

2~9998

2バイトコードのみの文字データ形式。

EBCDICコードが含まれていてはいけません。偶数バイトしか扱えません。

Mainframeおよびi5OSの場合、シフトコードを含まない2バイトコードの場合に使用します。

M

漢字とキャラクタの混在

1~9999

EBCDICコードと2バイトコードが混在する文字データ形式。

Mainframeおよびi5OSの場合、2バイトコードはシフトコードで囲まれている必要があります。

9

サイン無外部10進数

1~18

符号を持たないゾーン形式の10進数データ形式。

F

浮動小数点タイプ

4、8

符号付きの浮動小数点データ形式。

MainframeはIBMフォーマット、その他の機種はIEEEフォーマットの浮動小数形式をサポートします。

I

イメージタイプ(無変換)

1~9999

無変換を表すデータ形式。

S

サイン付外部10進数

1~18

符号付きのゾーン形式の10進数データ形式。

 

また、サイン付外部10進数(S)、サイン付内部10進数(P)の符号部として扱うのは以下のとおりです。

3,4,5,7,A,B,C,D,E,F

 

(3) 設定時の注意点

項目名

同一フォーマットID内で項目名の重複はできません。

DB連携する場合は、UNIX およびWindowsで指定したDBの項目名と同じにします。

開始位置

開始位置を省略すると1つ前の項目の開始位置にバイト数を加えた値になります(自動計算)。自動計算を行った場合も、開始位置が“9999”を超える情報は登録できません。