プログラムを使用した方法

管理情報

リモートのHULFTに対して管理情報の取得を行い、CSV形式に変換してファイルへ出力します。

管理情報CSV出力コマンド

mansyscsv -c connectID -f filename [-o n|r|a] [-cd] [-dt] [-nt]
          -i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|mail|sch|trg|env} [-id id]

パラメータ説明

-c connectID

要求を発行するホストの接続IDを指定(省略不可)

接続IDについては、「初期設定について」を参照してください。

-f filename

出力するファイル名を指定(省略不可)

-o n|r|a

出力ファイル名の扱いを指定(省略可)

n(新規作成)

: ファイルがある場合エラーとなります

r(置き換え)

: ファイルがある場合内容をクリアします

a(追加)

: ファイルがある場合内容の末尾に追加します

省略した場合は“n(新規作成)”が設定されます。

ファイルがない場合は、すべてのモードでファイルを作成します。

-cd

CSV出力ファイルにCSV出力条件設定内容を出力するかを指定(省略可)

省略すると、出力条件設定内容は出力されません。

-dt

CSV出力ファイルにCSV出力日付を出力するかを指定(省略可)

省略すると、出力日付は出力されません。

日付は、システム動作環境設定の日付形式で設定した形式で表示されます。

-nt

CSVファイルにタイトルを出力するかを指定(省略可)

省略するとタイトルを出力します。

-i {snd|rcv|job|hst|tgrp|fmt|mfmt|mail|sch|trg|env}

CSV形式で出力したい管理情報を指定(省略不可)

snd

: 配信管理情報

rcv

: 集信管理情報

job

: ジョブ起動情報

hst

: 詳細ホスト情報

tgrp

: 転送グループ情報

fmt

: フォーマット情報

mfmt

: マルチフォーマット情報

mail

: メール連携情報

sch

: スケジュール情報

trg

: ファイルトリガ情報

env

: システム動作環境設定

-id id

出力をしたいIDを指定(省略可)

省略するとすべてのIDが対象となります。

= 備考 =

-idの引数にはワイルドカード(*)を指定することが可能です。ワイルドカードを指定した場合は、ワイルドカードが指定された文字までの一致する情報が対象となります(前方一致のみ)。

使用例

【例1】

“hp2”という接続IDで登録された管理ホスト(hp2)に対して、ホスト名が“x”で始まるホストの詳細ホスト情報を取得し、CSV形式でファイルに出力する。出力するファイルにはタイトルを出力する。

  1. ホスト管理画面で接続先ホストのHULFTを管理ホスト(hp2)として登録

    管理ホストの登録時、接続IDに“hp2”を指定

  2. 管理情報CSV出力コマンド実行

> mansyscsv -c hp2 -f c:\temp\hp2_hst.csv -i hst -id x*

【例2】

“hp2”という接続IDで登録された管理ホスト(hp2)のシステム動作環境設定情報を取得し、CSV形式でファイルに出力する。出力するファイルにはタイトルを出力しない。

  1. ホスト管理画面で接続先ホストのHULFTを管理ホスト(hp2)として登録

    管理ホストの登録時、接続IDに“hp2”を指定

  2. 管理情報CSV出力コマンド実行

> mansyscsv -c hp2 -f c:\temp\hp2_env.csv -nt -i env

履歴

リモートのHULFTに対して履歴(配信履歴、集信履歴、スケジュール履歴、未配信状況、再配信待ち状況、および今日のスケジュール)の取得を行い、CSV形式に変換してファイルへ出力します。

履歴CSV出力コマンド

manlogcsv -c connectID -f filename [-o n|r|a] [-cd] [-dt] [-nt]
          [-from date1] [-fromt hhmmss1] [-to date2] [-tot hhmmss2]
          -l {snd|rcv|sch|sndq|rsndq|tsch} [-id fileid] [-h hostname] [-ab]
          [-s s|r|a]

パラメータ説明

-c connectID

要求を発行するホストの接続IDを指定(省略不可)

-f filename

出力するファイル名を指定(省略不可)

-o n|r|a

出力ファイル名の扱いを指定(省略可)

n(新規作成)

: ファイルがある場合エラーとなります

r(置き換え)

: ファイルがある場合内容をクリアします

a(追加)

: ファイルがある場合内容の末尾に追加します

省略した場合は“n(新規作成)”が設定されます。

ファイルがない場合は、すべてのモードでファイルを作成します。

-cd

CSV出力ファイルにCSV出力条件設定内容を出力するかを指定(省略可)

省略すると、出力条件設定内容は出力されません。

-dt

CSV出力ファイルにCSV出力日付を出力するかを指定(省略可)

省略すると、出力日付は出力されません。

日付は、システム動作環境設定の日付形式で設定した形式で表示されます。

-nt

CSVファイルにタイトルを出力するかを指定(省略可)

省略するとタイトルを出力します。

-from date1

履歴の開始日付を指定(省略可)

日付形式の設定に合わせ、以下のいずれかの形式で指定します。

  • 「yyyymmdd」

  • 「mmddyyyy」

  • 「ddmmyyyy」

省略すると履歴上の一番古い日から対象となります。

-fromt hhmmss1

履歴の開始時刻を指定(省略可)

「hhmmss」の形式で指定します。

省略すると該当日付の履歴の一番古い時刻から対象となります。時刻のみを指定することはできません。

-to date2

履歴の終了日付を指定(省略可)

日付形式の設定に合わせ、以下のいずれかの形式で指定します。

  • 「yyyymmdd」

  • 「mmddyyyy」

  • 「ddmmyyyy」

「-l」に“snd(配信履歴)”、“rcv(集信履歴)”、または“sch(スケジュール履歴)”を指定した場合のみ指定が可能となります。省略すると履歴上の一番新しい日まで対象となります。

-tot hhmmss2

履歴の終了時刻を指定(省略可)

「hhmmss」の形式で指定します。

「-l」に“snd(配信履歴)”、“rcv(集信履歴)”、または“sch(スケジュール履歴)”を指定した場合のみ指定が可能となります。省略すると該当日付の履歴の一番新しい時刻まで対象となります。時刻のみを指定することはできません。

-l {snd|rcv|sch|sndq|rsndq|tsch}

CSV形式で出力したい履歴を指定(省略不可)

snd

: 配信履歴

rcv

: 集信履歴

sch

: スケジュール履歴

sndq

: 転送状況

rsndq

: 再配信待ち状況

tsch

: 今日のスケジュール

-id fileid

出力をしたいIDを指定(省略可)

「-l」に“snd(配信履歴)”、“rcv(集信履歴)”、または“sch(スケジュール履歴)”を指定した場合のみ指定が可能となります。

省略するとすべてのIDが対象となります。

-h hostname

出力をしたいホスト名を指定(省略可)

「-l」に“snd(配信履歴)”または“rcv(集信履歴)”を指定した場合のみ指定が可能となります。

省略するとすべてのホストが対象となります。

-ab

異常分のみを出力するかを指定(省略可)

省略すると正常分および異常分を出力します。

-s s|r|a

転送状況の場合に使用(省略可)

「-l」に“sndq(転送状況)”を指定した場合に、指定してください。

s

: 配信のみ

r

: 集信のみ

a

: 配信と集信

使用例

【例1】

“hp2”という接続IDで登録された管理ホスト(hp2)に対して、ファイルIDが“FILE01”で、ホスト名が“mspx”への配信履歴を取得し、CSV形式でファイルに出力する。出力するファイルにはタイトルを出力する。

  1. ホスト管理画面で接続先ホストのHULFTを管理ホスト(hp2)として登録

    管理ホストの登録時、接続IDに“hp2”を指定

  2. 履歴CSV出力コマンド実行

> manlogcsv -c hp2 -f c:\temp\hp2_sndlog.csv -l snd -id FILE01 -h mspx

【例2】

“NT”という接続IDで登録された管理ホスト(xs347d)の2014年12月11日に起動されたスケジュール履歴を取得しCSV形式でファイルに出力する。出力するファイルにはタイトルを出力しない。

  1. ホスト管理画面で接続先ホストのHULFTを管理ホスト(xs347d)として登録

    管理ホストの登録時、接続IDに“NT”を指定

  2. 履歴CSV出力コマンド実行

> manlogcsv -c NT -f c:\temp\hp2_env.csv -nt -from 20141211 -to 20141211 -l sch

要求受付履歴

リモートのHULFTに対して要求受付履歴の取得を行い、CSV形式に変換してファイルへ出力します。

要求受付履歴CSV出力コマンド

manobscsv -c connectID -f filename [-o n|r|a] [-cd] [-dt] [-nt]
          [-from date1] [-fromt hhmmss1] [-to date2] [-tot hhmmss2]
          [-s service] [-ab]

パラメータ説明

-c connectID

要求を発行するホストの接続IDを指定(省略不可)

-f filename

出力するファイル名を指定(省略不可)

-o n|r|a

出力ファイル名の扱いを指定(省略可)

n(新規作成)

: ファイルがある場合エラーとなります

r(置き換え)

: ファイルがある場合内容をクリアします

a(追加)

: ファイルがある場合内容の末尾に追加します

省略した場合は“n(新規作成)”が設定されます。

ファイルがない場合は、すべてのモードでファイルを作成します。

-cd

CSV出力ファイルにCSV出力条件設定内容を出力するかを指定(省略可)

省略すると、出力条件設定内容は出力されません。

-dt

CSV出力ファイルにCSV出力日付を出力するかを指定(省略可)

省略すると、出力日付は出力されません。

-nt

CSVファイルにタイトルを出力するかを指定(省略可)

省略するとタイトルを出力します。

-from date1

履歴の開始日付を指定(省略可)

日付形式の設定に合わせ、以下のいずれかの形式で指定します。

  • 「yyyymmdd」

  • 「mmddyyyy」

  • 「ddmmyyyy」

省略すると履歴上の一番古い日から対象となります。

-fromt hhmmss1

履歴の開始時刻を指定(省略可)

「hhmmss」の形式で指定します。

省略すると該当日付の履歴の一番古い時刻から対象となります。時刻のみを指定することはできません。

-to date2

履歴の終了日付を指定(省略可)

日付形式の設定に合わせ、以下のいずれかの形式で指定します。

  • 「yyyymmdd」

  • 「mmddyyyy」

  • 「ddmmyyyy」

省略すると履歴上の一番新しい日まで対象となります。

-tot hhmmss2

履歴の終了時刻を指定(省略可)

「hhmmss」の形式で指定します。

省略すると該当日付の履歴の一番新しい時刻まで対象となります。時刻のみを指定することはできません。

-s service

CSV形式で出力したいサービス名を指定(省略可)

省略するとすべてのサービスが対象となります。

-ab

異常分のみを出力するかを指定(省略可)

省略すると正常分および異常分を出力します。

使用例

【例1】

“hp2”という接続IDで登録された管理ホスト(hp2)に対して、送信要求の履歴を取得し、CSV形式でファイルに出力する。出力するファイルにはタイトルを出力する。

  1. ホスト管理画面で接続先ホストのHULFTを管理ホスト(hp2)として登録

    管理ホストの登録時、接続IDに“hp2”を指定

  2. 要求受付履歴CSV出力コマンド実行

> manobscsv -c hp2 -f c:\temp\hp2_sndlog.csv -s SEND

【例2】

“NT”という接続IDで登録された管理ホスト(xs347d)の2014年12月11日に要求されたサービスすべての履歴を取得しCSV形式でファイルに出力する。出力するファイルにはタイトルを出力しない。

  1. ホスト管理画面で接続先ホストのHULFTを管理ホスト(xs347d)として登録

    管理ホストの登録時、接続IDに“NT”を指定

  2. 要求受付履歴CSV出力コマンド実行

> manobscsv -c NT -f c:\temp\hp2_env.csv -nt -from 20141211 -to 20141211