システム動作環境設定画面([操作ログ出力設定]タブ)

システム動作環境設定画面で操作ログ出力設定タブをクリックしたときに表示される画面です。

コマンド実行ログとファイルアクセスログの出力について設定します。

コマンド実行ログ

HULFT Managerでコマンド実行ログを出力するかどうかを設定します。

コマンド実行ログとは、要求発行やコマンドを実行したときの履歴です。

初期値は“出力しない”です。

コマンド実行ログのファイル名は、「CommandOperation.csv」です。

ファイルアクセスログ

HULFT Managerでファイルアクセスログを出力するかどうかを設定します。

ファイルアクセスログとは、配信管理情報などの管理情報を登録、変更、または削除して、システムファイルを変更したときの履歴です。

初期値は“出力しない”です。

ファイルアクセスログのファイル名は、「FileOperation.csv」です。

保存方法セクション
操作ログの保存方法

操作ログの保存方法を設定します。

設定期間

: 期間を設定して操作ログを保存する

ファイルサイズ

: ファイルサイズを設定して操作ログを保存する

制限なし

: 保存方法を設定しない

初期値は“制限なし”です。

期間

操作ログの保存期間を設定します。

操作ログの保存方法で“設定期間”を設定した場合は、省略不可です。

“1”~“9999”の範囲で、年単位、月単位、または日単位で設定します。“0”は設定できません。

初期値は“10”と“日”です。

設定期間を越えた操作ログは削除されます。

ファイルサイズ

操作ログファイルの最大サイズを設定します。

操作ログの保存方法で“ファイルサイズ”を設定した場合は、省略不可です。

“1”~“9999”の範囲で、MB単位で設定してください。

初期値は“9999”です。

最大サイズに達した操作ログファイルはバックアップされて、新しいファイルが作成されます。

世代管理数

操作ログファイルを管理する世代数を設定します。

操作ログの保存方法で“ファイルサイズ”を設定した場合は、省略不可です。

“2”~“9999”の範囲で設定してください。

初期値は“9999”です。

世代管理数を超えたバックアップファイルは、古いものから削除されます。

注意
  • 運用中に操作ログの保存方法の設定を変更した場合、以下のように動作します。

    • “制限なし”から“設定期間”に変更した場合、および“ファイルサイズ”から“設定期間”に変更した場合

      操作ログの保持期間が設定期間を越えている場合は、HULFT Managerメイン画面を閉じるときに、それらのレコードが削除されます。

    • “制限なし”から“ファイルサイズ”に変更した場合、および“設定期間”から“ファイルサイズ”に変更した場合

      出力された操作ログのサイズが設定したサイズを超えない場合は、バックアップされません。

      出力された操作ログのサイズが設定したサイズを超えた場合は、コマンド実行ログとファイルアクセスログをリネームし、新たにコマンド実行ログとファイルアクセスログを作成します。

    • “設定期間”から“制限なし”に変更した場合

      処理は行われません。

    • “ファイルサイズ”から“制限なし”に変更した場合

      バックアップファイルは削除せずに、コマンド実行ログとファイルアクセスログに操作ログを出力します。

  • IDまたはホスト名に「"(ダブルクォーテーション)」が含まれる場合

    IDまたはホスト名に「"」が含まれる管理情報に対して操作を行った場合、操作ログには「"」を含むIDまたはホスト名がそのまま出力されます。そのため、操作ログがCSVとして正しく扱えなくなります。

    以下に示すのは、接続IDに「HOST01」、ファイルIDに「"AB"」を指定して配信管理情報を更新した場合の、コマンド実行ログの出力例です(下線部が当該ファイルID)。

    出力例)

    ...,"MANAGEMENT_INFORMATION_REGISTRATION","HULFT_MANAGER","-c HOST01 -i snd -id "AB""

操作ログユーザ指定文字

同一PC上に複数のHULFT Manager環境が存在する場合に、操作ログを出力した環境を識別する文字を設定します。

8バイト以内の英大文字と数字(0~9)で入力してください。

以下は入力できません。

  • 全角文字

  • 全角記号

  • 半角カナ

  • 半角スペース

操作ログユーザID出力形式

出力される操作ログのユーザID(OS)の出力形式を設定します。

ダウンレベルログオン名

: 「NetBIOSドメイン名\OSユーザ名」の形式で出力される

ユーザプリンシパル名(UPN)

: 「OSユーザ名@DNSドメイン名」の形式で出力される

初期値は“ダウンレベルログオン名”です。

ログ出力パス

操作ログファイルが出力されるフォルダ名が表示されます。初期値は“opl”です。

ログ出力パスを変更する場合は、HULFT Managerのシステムファイル(hulman.ini)のログ出力パス(hisFilePath)の設定値を変更してください。設定値を変更する場合は、HULFT Managerのインストールフォルダからの相対パスで指定します。

hulman.iniファイルは、HULFT Managerのインストールフォルダ配下に配置されています。