詳細ホスト情報の項目一覧

配信側のホストまたは集信側のホストの詳細情報を登録します。登録方法は、「詳細ホスト情報を操作する」を参照してください。

詳細ホスト情報は省略することができます。省略した場合、TCP/IPに登録されているホスト名を配信管理情報の転送グループIDに指定します。また、設定値として転送コードセットは“SHIFT-JIS”、日本語規格は“83JIS”になります。

(1) 項目一覧

表4.29 詳細ホスト情報項目一覧

項目名

省略時の値

設定値

省略

備考

ホスト名

 

英数字と一部の記号 (*1)

×

50バイト以内

コメント

 

英数字、
半角カナ

60バイト以内

基本設定

 

ホスト種

汎用機

(*2)

×

 

転送コードセット

JEF

(*2)

×

 

集信ポートNo.

30000

1~65535

 

要求受付ポートNo.

31000

1~65535

 

ホスト別配信多重度

0

0~100

 

日本語規格

83JIS

(*2)

×

接続形態

LAN

(*2)

 

HULFT7通信モード

無効

(*2)

×

 

PROXYサーバ

 

PROXYサーバ

 

 

 

(*3)

PROXYポートNo.

40000

 

 

(*3)

セキュリティ

 

送信要求・再送要求受付許可

する

(*2)

 

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

する

(*2)

 

ジョブ実行結果通知受付許可

する

(*2)

 

リモートジョブ実行受付許可

する

(*2)

 

簡易転送受付許可

しない

(*2)

(*4)

ユーザの通知

通知しない

(*2)

 

:

省略可

×

:

省略不可

*1

:

記号は“-(ハイフン)”、“.(ピリオド)”のみ指定可能です。ただし、HULFT-HUBが“_(アンダーバー)”を設定する場合があります。また、詳細ホスト情報リスト出力、配信履歴または集信履歴のリスト出力とファイル出力を行う際、“-(ハイフン)”が範囲指定の意味を持っているため、“-(ハイフン)”が含まれているホスト名を指定することはできません。

*2

:

HULFT Manager管理画面の場合、プルダウンリストから設定値をクリックします。

*3

:

HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目のため、HULFT Managerでは値を変更しないでください。

*4

:

HULFT Ver.8.4以降に接続した場合に表示されます。

(2) 各項目の説明

詳細ホスト情報で設定する各項目について説明します。

ホスト名

配信側または集信側のホスト名

配信する場合、このホスト名と転送グループ情報の「ホスト名」が関連づけられます。

集信する場合、このホスト名と配信側ホストの自ホスト名が関連づけられます。

コメント

ホストに対するコメント

基本設定

ホスト種

ホスト名で指定したホストのOS種別

汎用機

: Mainframe

UNIX

: UNIX、Linux、またはNonStop

WindowsNT

: WindowsNT系OS

AS/400

: IBM i

Windows

: Windows9x系OS

K

: 富士通Kシリーズ

転送コードセット

ホスト名で指定したホストの文字コード

  • SHIFT-JIS

  • JEF

  • EUC-JP

  • IBM漢字

  • KEIS

  • NEC

  • UTF-8

  • GB18030

  • IBM簡体字

集信ポートNo.

ホスト名で指定したホストの集信ポート番号

省略すると、“30000”が設定されます。

要求受付ポートNo.

ホスト名で指定したホストの要求受付ポート番号

省略すると、“31000”が設定されます。

ホスト別配信多重度

ホスト名で指定したホストへの配信多重度

“0”を設定した場合、ホスト別配信多重度の制御は行われません。

省略すると、“0”が設定されます。

ホスト別配信多重度には、システム動作環境設定の配信起動タスク数(TASK-CNT)以下の値を設定するようにしてください。

日本語規格

転送コードセットで指定した文字コードのJIS年度

78JIS

: JIS78

83JIS

: JIS83

接続形態

ホスト名で指定したホストの接続形態

LAN

: LAN接続の場合に指定

“LAN”のみ設定できます。

HULFT7通信モード

ホスト名で指定したホストとの通信方法

無効

: まずHULFT8の通信方法で接続し、相手ホストが下位バージョンだった場合はHULFT7の通信方法に切り替える

有効

: 最初からHULFT7の通信方法で接続する

省略すると、“無効”が設定されます。

PROXYサーバ

PROXYサーバ
PROXYポートNo.

HULFT-HUBまたはHULFT-WebConnectを使用したときに設定される項目

PROXYサーバに表示される項目は、HULFT Managerでは値を変更しないでください。

セキュリティ

送信要求・再送要求受付許可

送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否

する

: サービスを受け付ける

しない

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると、“する”が設定されます。

集信後ジョブ結果参照要求受付許可

集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否

する

: サービスを受け付ける

しない

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると、“する”が設定されます。

ジョブ実行結果通知受付許可

ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否

する

: サービスを受け付ける

しない

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると、“する”が設定されます。

リモートジョブ実行受付許可

リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否

する

: サービスを受け付ける

しない

: サービスの受け付けを拒否する

省略すると、“する”が設定されます。

簡易転送受付許可

ホスト名で指定したホストからの簡易転送の受付可否

接続先ホストがHULFT Ver.8.4.0以降の場合に表示されます。

する

: 簡易転送の受け付けを許可する

しない

: 簡易転送の受け付けを拒否する

省略すると、“しない”が設定されます。

ユーザの通知

ユーザID(OS)およびユーザID(HULFT管理画面)の接続先ホストへの通知の有無

  • 通知する

  • 通知しない

ユーザIDの詳細は、接続先ホストの「アドミニストレーション マニュアル」のユーザの通知の説明を参照してください。

省略すると、“通知しない”が設定されます。

(3) 設定時の注意点

ホスト種

転送相手のホストがWindowsで、転送時に使用されるコードセットがUTF-8またはGB18030の場合、ホスト種は“WindowsNT”を指定してください。