通信
- ソケット接続リトライ回数(retrycnt)
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ソケット接続に失敗したとき、再接続を試みる回数を指定します。
“0”を設定した場合、再接続は行いません。
- ソケット接続リトライ待ち時間(retrytime)
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ソケット接続に失敗したとき、再接続を試みるまでの待ち時間を秒単位で指定します。また、自動再配信を行うまでの自動再配信待ち状態の時間を指定します。
- 自動再配信リトライ回数(sockerr_autoretry)
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配信処理中または集信処理中に通信異常が発生した場合に、自動再配信を試みる回数を指定します。
“0”を設定した場合、自動再配信は行いません。
- ソケット通信応答待ち時間(socktime)
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ソケット通信中に相手ホストから応答がない場合のタイムアウト時間を秒単位で指定します。タイムアウトした場合は、通信異常と判断して通信を切断します。ネットワークの異常を検知するための時間なので、ご使用のネットワークに適した値を設定してください。
- ソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)
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ソケット通信を行うときの、送信サイズを指定します。
“0”を指定すると、環境(OS)に設定されている値で動作します。
注意配信デーモン起動後にOSの最大ソケットバッファサイズ上限値をHULFTのソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)より小さい値に変更した場合、配信処理が異常終了します。
- ソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)
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ソケット通信を行うときの、受信サイズを指定します。
“0”を指定すると、環境(OS)に設定されている値で動作します。
注意配信デーモン起動後にOSの最大ソケットバッファサイズ上限値をHULFTのソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)より小さい値に変更した場合、配信処理が異常終了します。
- 要求受付応答待ち時間(obssocktime)
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要求受付処理で、要求に対する応答のタイムアウト時間を秒単位で指定します。
タイムアウトした場合は、無応答と判断して要求受付処理を終了します。
- IPバージョン(ipversion)
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ソケット通信する際のIPプロトコルのバージョンを指定します。
- 4
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: 相手ホストへの接続はIPv4、接続の受け付けはIPv4のみ
- 4/6
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: 相手ホストへの接続は最初にIPv4にて行い、接続できなかった場合はIPv6、接続の受け付けはIPv4、IPv6どちらとも可能
- 6/4
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: 相手ホストへの接続は最初にIPv6にて行い、接続できなかった場合はIPv4、接続の受け付けはIPv4、IPv6どちらとも可能
- 6
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: 相手ホストへの接続はIPv6、接続の受け付けはIPv4、IPv6どちらとも可能
- 電文転送タイプ(proctranstype)
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データ転送方法を指定します。
- 異常検知優先
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: 配信および集信時ともに、異常検知優先モードで動作します。データ転送方法、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングは、HULFT Ver.7未満のHULFTと同じです。
- 配信速度優先
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: 配信は転送速度優先モード、集信は異常検知優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、配信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。集信側のHULFTが転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードで動作します。
- 集信速度優先
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: 集信は転送速度優先モード、配信は異常検知優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、集信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。配信側のHULFTが転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードで動作します。
- 集配信速度優先
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: 配信および集信時ともに、転送速度優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、配信および集信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。相手側のHULFTが転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードで動作します。
データ転送方法の各モードについては、「UNIX/Linux アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。