配信履歴・集信履歴のリスト表示

配信履歴・集信履歴をリスト表示することができます。

(1) 集配信履歴リスト表示コマンド

プログラムインタフェース

CALL ライブラリ名/UTLLIST PARM(['LIB=ライブラリ名'] '{S|R}'
   ['{C=filename|V5=filename|V8=filename|V84=filename}'] ['F=fileid'] ['H=hostname']
   ['FROM=DATE1'] ['TO=DATE2'] ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])

パラメータ説明

LIB=ライブラリ名

HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

S|R

リスト表示する履歴の種類(省略不可)

S

: 配信履歴

R

: 集信履歴

C=filename|V5=filename|V8=filename|V84=filename

リストの出力形式(省略可)

ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。

「C=」を指定した場合はHULFT V4共通フォーマットで指定のファイルに出力します。

「V5=」を指定した場合はHULFT V5共通フォーマットで指定のファイルに出力します。

「V8=」を指定した場合はHULFT V8共通フォーマットで指定のファイルに出力します。

「V84=」を指定した場合はHULFT V8.4共通フォーマットで指定のファイルに出力します。

省略すると標準出力が表示されます。

HULFT V4共通フォーマット、HULFT V5共通フォーマット、HULFT V8共通フォーマットおよびHULFT V8.4共通フォーマットの詳細は、「(2) リストの出力形式」を参照してください。

F=fileid

リスト表示対象ファイルID(省略可)

50バイト以内の英数字で指定します。

簡易転送の場合、「_INSTANT_TRANSFER_」を指定します。

省略するとすべてのファイルIDが対象となります。

H=hostname

リスト表示対象のホスト名(省略可)

68バイト以内の英数字で指定します。

省略するとすべてのホスト名が対象となります。

FROM=DATE1 TO=DATE2

リスト表示対象の日付(省略可)

8バイトの数字で指定します。

「FROM=」を省略した場合、「TO=」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。

「TO=」を省略した場合、「FROM=」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。

どちらも省略した場合はすべての日付が対象となります。日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式で、「DATE1<=DATE2」の範囲で指定する必要があります。

指定した“DATE1”、“DATE2”もリスト出力の対象に含まれます。

検索の対象となるのは配信・集信の開始日付です。

G

集配信履歴リスト表示コマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)

省略するとエラーメッセージが表示されます。

OUTPUT=filename

集配信履歴リスト表示コマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)

ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

EXIT CL変数名

集配信履歴リスト表示コマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)

EXITとCL変数名は連続して指定してください。

異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。

省略するとエラーコードはセットされません。

注意

パラメータ「C=」、「V5=」、「V8=」、または「V84=」を指定した場合、ヘッダはファイルに出力されません。

コマンドインタフェース

UTLLIST LOG( ) FILEID( ) HOSTNAME( ) FROM( ) TO( ) COMMON( )
   LFILE( ) LMBR( ) LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )

パラメータ説明

LOG

リスト表示する履歴の種類(省略不可)

S

: 配信履歴

R

: 集信履歴

FILEID

リスト表示対象ファイルID(省略可)

50バイト以内の英数字で指定します。

簡易転送の場合、「_INSTANT_TRANSFER_」を指定します。

省略するとすべてのファイルIDが対象となります。

HOSTNAME

リスト表示対象のホスト名(省略可)

68バイト以内の英数字で指定します。

省略するとすべてのホスト名が対象となります。

FROM TO

リスト表示対象の日付(省略可)

8バイトの数字で指定します。

「FROM」を省略すると「TO」で指定した日付までの全ての日付が対象となります。

「TO」を省略すると「FROM」で指定した日付以降の全ての日付が対象となります。

どちらも省略した場合はすべての日付が対象となります。日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式で、「FROM<=TO」の範囲で指定する必要があります。指定した日付もリスト出力の対象に含まれます。

検索の対象となるのは、配信・集信の開始日付です。

COMMON

リストの出力形式(省略時値 *NO)

*NO

: OS/400版HULFT Ver4.1と同様のフォーマットで出力

*YES

: HULFT V4共通フォーマットで指定のファイルに出力

*V5

: HULFT V5共通フォーマットで指定のファイルに出力

*V8

: HULFT V8共通フォーマットで指定のファイルに出力

*V84

: HULFT V8.4共通フォーマットで指定のファイルに出力

HULFT V4共通フォーマット、HULFT V5共通フォーマット、HULFT V8共通フォーマット、およびHULFT V8.4共通フォーマットの詳細は、「(2) リストの出力形式」を参照してください。

LFILE

リスト出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)

ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

LMBR

リスト出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)

LIBRARY

HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)

先頭英文字の10バイト以内の英数字で指定します。

MSG

エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)

*NO

: エラーメッセージを表示しない

*YES

: エラーメッセージを表示する

FILE

エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)

ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

MBR

エラーメッセージ出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

(2) リストの出力形式

表5.1 HULFT V4 共通フォーマットの内容

項目名

サイズ

開始位置

表示形式

ファイルID

8

1

左詰め(8バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

9

スペース

ホスト名

8

11

左詰め(8バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

19

スペース

集配信開始日

10

21

YYYY/MM/DD(*1)

 

2

31

スペース

集配信開始時刻

8

33

HH:MM:SS

 

2

41

スペース

集配信終了時刻

8

43

HH:MM:SS

 

2

51

スペース

レコード件数

10

53

右詰め(10バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

63

スペース

データサイズ

10

65

右詰め(10バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

75

スペース

ステータス

13

77

999999-999999

 

1

90

スペース

ホスト名

68

91

左詰め(68バイトに満たない場合はスペース詰め)

*1

:

日付は システム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定に従います。

 

表5.2 HULFT V5 共通フォーマットの内容

項目名

サイズ

開始位置

表示形式

ファイルID

8

1

左詰め(8バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

9

スペース

ホスト名

8

11

左詰め(8バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

19

スペース

集配信開始日

10

21

YYYY/MM/DD(*1)

 

2

31

スペース

集配信開始時刻

8

33

HH:MM:SS

 

2

41

スペース

集配信終了時刻

8

43

HH:MM:SS

 

2

51

スペース

レコード件数

18

53

右詰め(18バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

71

スペース

データサイズ

18

73

右詰め(18バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

91

スペース

ステータス

12

93

999999-99999

 

2

105

スペース

接続形態

3

107

LAN

 

2

110

スペース

ホスト名

68

112

左詰め(68バイトに満たない場合はスペース詰め)

*1

:

日付は システム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定に従います。

表5.3 HULFT V8 共通フォーマットの内容

項目名

サイズ

開始位置

表示形式

ファイルID

50

1

左詰め(50バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

51

スペース

ホスト名

68

53

左詰め(68バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

121

スペース

集配信開始日

10

123

YYYY/MM/DD(*1)

 

2

133

スペース

集配信開始時刻

8

135

HH:MM:SS

 

2

143

スペース

集配信終了時刻

8

145

HH:MM:SS

 

2

153

スペース

レコード件数

18

155

右詰め(10バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

173

スペース

データサイズ

18

175

右詰め(10バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

193

スペース

ステータス

12

195

999999-99999

 

2

207

スペース

接続形態

3

209

LAN、PPP またはSAN

*1

:

日付は システム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定に従います。

 

表5.4 HULFT V8.4 共通フォーマットの内容

項目名

サイズ

開始位置

表示形式

ファイルID

50

1

左詰め(50バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

51

スペース

ホスト名

68

53

左詰め(68バイトに満たない場合はスペース詰め)

 

2

121

スペース

集配信開始日

10

123

YYYY/MM/DD(*1)

 

2

133

スペース

集配信開始時刻

8

135

HH:MM:SS

 

2

143

スペース

集配信終了時刻

8

145

HH:MM:SS

 

2

153

スペース

レコード件数

18

155

右詰め(10バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

173

スペース

データサイズ

18

175

右詰め(10バイトに満たない場合は前ゼロ付加)

 

2

193

スペース

ステータス

12

195

999999-99999

 

2

207

スペース

接続形態

3

209

LAN、PPP またはSAN

 

2

212

スペース

ファイル名

200

214

集配信したファイル名

左詰め(200バイトに満たない場合はスペース詰め)

*1

:

日付は システム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定に従います。

 

(3) 表示例

配信履歴の標準出力への表示

FILEID    HOSTNAME  START DAY   START TIME END TIME    RECORD  STATUS   
                                                        COUNT           
FILE0001  AS400     2017/12/29  15:33:02   15:33:02       454  0000-0000
FILE0001  AS400     2017/12/29  16:51:52   16:51:53       454  0000-0000
FILE0001  AS400     2017/12/29  15:23:27   15:23:27       454  0000-0000

集信履歴の標準出力への表示

HOSTNAME  FILEID    START DAY   START TIME END TIME    RECORD  STATUS   
                                                        COUNT           
AS400     FILE0002  2017/12/29  21:43:48   21:43:48         0  0828-0000
WINDOWSP  FILE0002  2017/12/29  21:55:07   21:55:08         5  0000-0000

パラメータ「C=」指定のファイル出力(配信履歴・集信履歴共通)

FILE0001  AS400     2017/12/29  14:13:41  14:13:41  0000000454  0000040860  000000-000000 AS400                                                              
FILE0001  AS400     2017/12/29  22:12:49  22:12:49  0000000000  0000000000  000710-000000 AS400                                                              
FILE0001  AS400     2017/12/29  22:13:23  22:13:23  0000000000  0000000000  000710-000000 AS400                                                              
FILE0001  AS400     2017/12/29  22:13:56  22:13:56  0000000000  0000000000  000710-000000 AS400                                                              

パラメータ「V5=」指定のファイル出力(配信履歴・集信履歴共通)

FILE0001  AS400     2017/12/29  15:33:02  15:33:02  000000000000000454  000000000000040860  000000-00000  LAN  AS400                                                               
FILE0001  AS400     2017/12/29  22:12:49  22:12:49  000000000000000000  000000000000000000  000710-00000  LAN  AS611                                                               

パラメータ「V8=」指定のファイル出力(配信履歴・集信履歴共通)

FILE0001TOKYO8TO8NAGOYA                             AS400                                                                 2017/12/29  15:03:15  15:03:16  000000000000000454  000000000000040860  000000-00000  LAN
FILE0001TOKYO8TO8NAGOYA                             AS400                                                                 2017/12/29  15:03:30  15:03:30  000000000000000454  000000000000040860  000000-00000  LAN

パラメータ「V84=」指定のファイル出力(配信履歴・集信履歴共通)

FILE0001TOKYO8TO8NAGOYA                             AS400                                                                 2017/12/29  15:03:15  15:03:16  000000000000000454  000000000000040860  000000-00000  LAN HULDLIB/HUL001(SNDDATA)
FILE0001TOKYO8TO8NAGOYA                             AS400                                                                 2017/12/29  15:03:30  15:03:30  000000000000000454  000000000000040860  000000-00000  LAN HULDLIB/HUL001(SNDDATA)