配信履歴・集信履歴の削除
配信履歴ファイル・集信履歴ファイルは、1ファイル配信・集信するごとに1件のデータが蓄積されます。不要になったデータは定期的に削除してください。
(1) 集配信履歴削除コマンド
プログラムインタフェース
CALL ライブラリ名/UTLLOG PARM(['LIB=ライブラリ名'] ['{S|R|A}'] ['ID=fileid'] {['FROM=DATE1'] ['TO=DATE2'] ['I']| ['DAY=day']|['LASTWEEK']|['LASTMONTH']} ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])
パラメータ説明
- LIB=ライブラリ名
-
HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値HULFT)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
- S|R|A
-
削除する履歴の種類(省略可)
- S
-
: 配信履歴
- R
-
: 集信履歴
- A
-
: 配信履歴と集信履歴
パラメータ「I」を指定した場合のみ省略することができます(パラメータ「I」と同時には指定できません)。
- ID=fileid
-
削除対象のファイルID(省略可)
50バイト以内の英数字で指定します。
簡易転送の場合、「 _INSTANT_TRANSFER_」を指定します。
省略するとすべてのファイルIDが対象となります。
- FROM=DATE1 TO=DATE2
-
削除対象の日付(省略可)
8バイトの数字で指定します。
「FROM=」を省略した場合、「TO=」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。
「TO=」を省略した場合、「FROM=」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。
どちらも省略した場合はすべての日付が対象となります。日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式で、「DATE1<=DATE2」の範囲で指定する必要があります。
指定した“DATE1”、“DATE2”も削除の対象に含まれます。
検索の対象となるのは配信・集信の開始日付です。
- I
-
対話形式(省略可)
表示されるメッセージにしたがって、ファイルID・日付の範囲を入力してください。
- DAY=day
-
削除対象外とする日数(省略可)
“1”から“366”までの間で指定します。
現日付より過去の指定日数分の履歴を残し削除します。
- LASTWEEK
-
前週までの履歴削除(省略可)
前週の土曜以前の履歴を削除します(土曜日の履歴を含めて削除)。
- LASTMONTH
-
前月までの履歴削除(省略可)
前月の月末以前の履歴を削除します(月末日の履歴を含めて削除)。
- G
-
集配信履歴削除コマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)
省略するとエラーメッセージが表示されます。
- OUTPUT=filename
-
集配信履歴削除コマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)
「ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。
省略するとエラーメッセージは出力されません。
ログファイルのレコード保持件数は無制限です。
- EXIT CL変数名
-
集配信履歴削除コマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)
EXITとCL変数名は連続して指定してください。
異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。
省略するとエラーコードはセットされません。
-
日付関連パラメータ(「FROM=」/「TO=」、「DAY=」、「LASTWEEK」、「LASTMONTH」)は複数指定する事はできません。
-
対話処理指定(「I」)は、日付関連パラメータのうち「FROM=」/「TO=」指定のみ使用できます。
-
削除する履歴の種類として「A」を指定したとき、エラーが発生しても集信履歴は削除されている場合があります。
コマンドインタフェース
UTLLOG LOG( ) FILEID( ) FROM( ) TO( ) DAY( ) INTERACT( ) LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )
パラメータ説明
- LOG
-
削除する履歴の種類(省略可)
- S
-
: 配信履歴
- R
-
: 集信履歴
- A
-
: 配信履歴と集信履歴
- FILEID
-
削除対象のファイルID(省略可)
50バイト以内の英数字で指定します。
簡易転送の場合、「 _INSTANT_TRANSFER_」を指定します。
省略するとすべてのファイルIDが対象となります。
- FROM TO
-
削除対象の日付(省略可)
8バイトの数字で指定します。
「FROM」を省略すると「TO」で指定した日付までの全ての日付が対象となります。
「TO」を省略すると「FROM」で指定した日付以降の全ての日付が対象となります。
どちらも省略した場合はすべての日付が対象となります。日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式で、「FROM<=TO」の範囲で指定する必要があります。指定した日付も削除の対象に含まれます。
検索の対象となるのは、配信・集信の開始日付です。
- DAY
-
削除対象外とする日数(省略時値 *NO)
“1”から“366”までの間で指定します。
現日付より過去の指定日数分の履歴を残し削除します。
“*LW”を指定すると、前週の土曜以前の履歴を削除します(土曜日の履歴を含めて削除)。
“*LM”を指定すると、前月の月末以前の履歴を削除します(月末日の履歴を含めて削除)。
- INTERACT
-
対話形式(省略時値 *NO)
表示されるメッセージにしたがって、ファイルID・日付の範囲を入力してください。
- *NO
-
: 対話形式で削除を行わない
- *YES
-
: 対話形式で削除を行う
- LIBRARY
-
HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)
先頭英文字の10バイト以内の英数字で指定します。
- MSG
-
エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)
- *NO
-
: エラーメッセージを表示しない
- *YES
-
: エラーメッセージを表示する
- FILE
-
エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)
「ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。
それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。
- MBR
-
エラーメッセージ出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
削除する履歴の種類として“A”を指定したとき、エラーが発生しても集信履歴は削除されている場合があります。
(2) 対話形式での入力例
配信区分・集信区分の指定
パラメータ「I」を指定してコマンドを起動した場合、次のメッセージが出力されます。
PLEASE SELECT NUMBER. 1:DELETE RECEIVE INFORMATION. 2:DELETE SEND INFORMATION. 3:DELETE RECEIVE & SEND INFORMATION. 9:QUIT.
集信履歴を削除したい場合は、“1”を入力してください。
配信履歴を削除したい場合は、“2”を入力してください。
集信履歴と配信履歴を同時に削除したい場合は、“3”を入力してください。
処理を中断する場合には“9”を入力してください。
ファイルIDの入力
削除対象のファイルIDを省略して起動した場合、次のメッセージが出力されますので、削除対象のファイルIDを入力してください。
PLEASE INPUT FILE ID.(DEFAULT IS ALL) >ファイルID
省略したい場合は、[実行]キーのみを押してください。
省略するとすべてのファイルIDが削除の対象となります。
日付範囲の入力
削除対象の日付範囲を省略して起動した場合、次のメッセージが出力されますので削除対象の日付範囲を入力してください。
FROM (DEFAULT IS OLDEST) >日付(YYYYMMDD) TO (DEFAULT IS LATEST) >日付(YYYYMMDD)
省略したい場合は、[実行]キーのみを押してください。
省略するとすべての日付が削除の対象となります。
ファイルID、日付範囲が正しく入力されていれば次の確認メッセージを出力します。
SURE ? (Y/N)
削除してもよい場合は、“Y”を入力してください。
削除を中止したい場合は、“N”を入力してください。
指定されたデータが配信履歴ファイルおよび集信履歴ファイル中に存在しない場合は、次のメッセージを出力し、処理を終了します。
UTLLOG :HUL1253 OBJECT RECORD NOT EXIST
日付の形式はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定によって変わります。詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。