ジョブ実行結果通知

起動したジョブの実行結果を相手ホストに通知することができます。

サービス名は「HULSNDRC」です。

起動ジョブの最後に「ジョブ実行結果通知コマンド(HULSNDRC)」を組み込むことにより、ジョブ実行結果通知を発行します。

(1) ジョブ実行結果通知コマンド

プログラムインタフェース

CALL ライブラリ名/HULSNDRC PARM(['LIB=ライブラリ名'] ['J=jobname']
   ['R=returncode'] ['M=usermessage'] 'H=hostname' ['I=intervaltime']
   ['C=retrycount'] ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])

パラメータ説明

LIB=ライブラリ名

HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

J=jobname

通知するジョブ名(省略可)

先頭英字の60バイト以内の英数字で指定します。

省略するとスペースが通知されます。

R=returncode

通知する完了コード(省略可)

4バイト以内の英数字で指定します。

省略すると“0”が通知されます。

M=usermessage

通知するメッセージ(省略可)

128バイト以内で指定します。

省略するとスペースが通知されます。

H=hostname

通知するホスト名(省略不可)

68バイト以内の英数字で指定します。

I=intervaltime

コネクション失敗時の接続リトライ間隔(秒)(省略可)

“0”から“999”までの間で指定します。

省略すると“0”秒のリトライ間隔となります。

C=retrycount

コネクション失敗時の接続リトライ回数(省略可)

“0”から“99”までの間で指定します。

省略するとリトライを行いません。

G

ジョブ実行結果通知コマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)

省略するとエラーメッセージが表示されます。

OUTPUT=filename

ジョブ実行結果通知コマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)

ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

EXIT CL変数名

ジョブ実行結果通知コマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)

EXITとCL変数名は連続して指定してください。

異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。

省略するとエラーコードはセットされません。

注意

パラメータ「J=」、「R=」、「M=」は、すべてを省略することはできません。必ずどれか1つ指定してください。

コマンドインタフェース

HULSNDRC HOSTNAME( ) JOBNAME( ) RETURNCODE( ) MESSAGE( ) INTERVAL( )
   RETRYCOUNT( ) LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )

パラメータ説明

HOSTNAME

通知先ホスト名(省略不可)

68バイト以内の英数字で指定します。

JOBNAME

通知するジョブ名(省略可)

先頭英字の60バイト以内の英数字で指定します。

省略するとスペースが通知されます。

RETURNCODE

通知する完了コード(省略可)

4バイト以内の英数字で指定します。

省略すると“0”が通知されます。

MESSAGE

通知するメッセージ(省略可)

128バイト以内で指定します。

省略するとスペースが通知されます。

INTERVAL

コネクション失敗時の接続リトライ間隔(秒)(省略可)

“000”から“999”までの間で指定します。

省略すると“0”秒のリトライ間隔となります。

RETRYCOUNT

コネクションリトライ時の接続リトライ回数(省略可)

“00”から“99”までの間で指定します。

省略するとリトライを行いません。

LIBRARY

HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

MSG

エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)

*NO

: エラーメッセージを表示しない

*YES

: エラーメッセージを表示する

FILE

エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)

ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

MBR

エラーメッセージ出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

(2) CLプログラム例

0001.00 START:  PGM     PARM(&HOST2 &STATUS &FILEID)
0002.00 /*ARG AREA*/
0003.00         DCL     VAR(&HOST2)  TYPE(*CHAR)  LEN(32)
0004.00         DCL     VAR(&FILEID) TYPE(*CHAR)  LEN(8)
0005.00         DCL     VAR(&STATUS) TYPE(*DEC)   LEN(15 5)
0006.00         DCL     VAR(&J)      TYPE(*CHAR)  LEN(63)
0007.00         DCL     VAR(&M)      TYPE(*CHAR)  LEN(131)
0008.00         DCL     VAR(&R)      TYPE(*CHAR)  LEN(7)
0009.00         DCL     VAR(&H)      TYPE(*CHAR)  LEN(35)
0010.00         DCL     VAR(&NULL)   TYPE(*CHAR)  LEN(1)   VALUE(X'00')
0011.00 /*WORK AREA*/
0012.00         DCL     VAR(&WSTATUS)      TYPE(*DEC) LEN(4 0)
0013.00 /*CHAR AREA*/
0014.00         DCL     VAR(&CSTATUS)      TYPE(*CHAR) LEN(4)
0015.00 /* CHANGE TYPE *DEC -> *DEC */
0016.00         CHGVAR  VAR(&WSTATUS)      VALUE(&STATUS)
0017.00 /* CHANGE TYPE *DEC -> *CHAR */
0018.00         CHGVAR  VAR(&CSTATUS)      VALUE(&WSTATUS)
0019.00         CHGVAR  VAR(&H)  VALUE('H=' *CAT &HOST2 *CAT &NULL)
0020.00         CHGVAR  VAR(&R)  VALUE('R=' *CAT &CSTATUS *CAT &NULL)
0021.00         CHGVAR  VAR(&J)  VALUE('J=' *CAT &FILEID *CAT &NULL)
0022.00         CHGVAR  VAR(&M)  VALUE('M=TEST CL' *CAT &NULL)
0023.00         CALL   PGM(HULFT/HULSNDRC) +
0024.00                PARM(&H &J &R &M 'G' 'OUTPUT=MYLIB/MSG(MSG)')
0025.00 END:    ENDPGM

= 備考 =

このプログラムを集信後ジョブに指定すると、集信完了通知(T)の場合でも配信側でジョブ実行結果を確認できます。