操作ログのリスト表示(コマンド実行ログ)
コマンド実行ログをリスト表示できます。
自動/手動切り替えによってバックアップされたコマンド実行ログも対象になります。
(1) コマンド実行ログリスト表示コマンド
プログラムインタフェース
CALL ライブラリ名/UTLOPLLIST PARM(['LIB=ライブラリ名'] 'CL' ['OUTFILE=filename'] ['H=hostname'] ['USR=userid|ADMUSR=userid'] ['OP=operation'] ['PRCID=processingid'] ['FROM=DATE1' ['FTIME=TIME1']] ['TO=DATE2' ['TTIME=TIME2']] ['G'] ['OUTPUT=filename'] ['EXIT' CL変数名])
パラメータ説明
- LIB=ライブラリ名
-
HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値HULFT)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
- CL
-
コマンド実行ログの指定(省略不可)
- OUTFILE=filename
-
出力ファイル名(省略可)
「ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。
ファイルに出力する場合、コマンド実行ログの全項目が出力されます。
省略すると標準出力に主な項目が出力されます。
= 備考 =-
コマンド実行ログのファイルフォーマットについては「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
-
出力ファイル名省略時に標準出力に出力される項目については「表5.6 コマンド実行ログのリスト表示項目」を参照してください。
-
- H=hostname
-
リスト表示対象の始点ホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略するとすべてのホスト名が対象になります。
- USR=userid
-
リスト表示対象の始点ホストでのOSのユーザID(省略可)
105バイト以内で指定します。
省略するとすべてのユーザIDが対象になります。
「ADMUSR=」と同時に指定することはできません。
= 備考 =OSのユーザIDは始点ホストのOSの規約に従います。詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- ADMUSR=userid
-
リスト表示対象の始点ホストでの管理画面セキュリティのユーザID(省略可)
32バイト以内の英数字で指定します。
省略するとすべてのユーザIDが対象になります。
「USR=」と同時に指定することはできません。
= 備考 =機種ごとの管理画面セキュリティのユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- OP=operation
-
リスト表示対象の要求/コマンド/コマンド実行キー名(省略可)
省略するとすべての要求/コマンド/コマンド実行キーが対象になります。
= 備考 =指定可能な要求/コマンド/コマンド実行キー名については「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
- PRCID=processingid
-
リスト表示対象の最新処理識別子(省略可)
34バイトの英数字で指定してください。
省略するとすべての最新処理識別子が対象になります。
= 備考 =処理識別子についての詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- FROM=DATE1 [FTIME=TIME1] TO=DATE2 [TTIME=TIME2]
-
リスト表示対象の開始日付(時刻)と終了日付(時刻) (省略可)
「FTIME=」を指定する場合は「FROM=」を省略できません。「TTIME=」を指定する場合は「TO=」を省略できません。
「FROM=」を省略した場合、最初から「TO=」で指定した日付以前のログまでが表示されます。
「TO=」を省略した場合、「FROM=」で指定した日付から最新のログまでが表示されます。
どちらも省略した場合はすべての日付が対象となります。日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式で、「DATE1<=DATE2」の範囲で指定する必要があります。指定した日付も削除の対象に含まれます。
= 備考 =対象となるのは処理日時です。
- G
-
コマンド実行ログリスト表示コマンドが出力するエラーメッセージの表示抑制(省略可)
省略するとエラーメッセージが表示されます。
- OUTPUT=filename
-
コマンド実行ログリスト表示コマンドが出力するエラーメッセージの出力先(省略可)
「ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。
省略するとエラーメッセージは出力されません。
ログファイルのレコード保持件数は無制限です。
- EXIT CL変数名
-
コマンド実行ログリスト表示コマンドが出力するエラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)
EXITとCL変数名は連続して指定してください。
異常終了の場合のみ、エラーコードをCL変数へセットします。
省略するとエラーコードはセットされません。
コマンドインタフェース
UTLOPLLIST OPLFILE() PRCID() HOSTNAME() FROMDATE() FROMTIME() TODATE() TOTIME() USERID() USR() ADMUSR() CMDNAME() LFILE() LMBR() LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )
パラメータ説明
- OPLFILE
-
コマンド実行ログの指定(省略不可)
- PRCID
-
リスト表示対象の最新処理識別子(省略可)
34バイトの英数字で指定してください。
省略するとすべての最新処理識別子が対象になります。
= 備考 =処理識別子についての詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- HOSTNAME
-
リスト表示対象の始点ホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略するとすべてのホスト名が対象になります。
- FROMDATE
-
リスト表示対象の開始日付(省略可)
8バイトの数字で指定します。
省略すると「TODATE」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。
日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式です。「FROMDATE<=TODATE」の範囲で指定する必要があります。指定した日付もリスト出力の対象に含まれます。
検索の対象となるのは、処理日付です。
- FROMTIME
-
リスト表示対象の開始時刻(省略可)
6バイトの数字で指定します。「FROMDATE」を指定した場合のみ指定できます。
省略すると「TOTIME」で指定した時刻までのすべての時刻が対象となります。
時刻は「hhmmss」の形式です。「FROMTIME<=TOTIME」の範囲で指定する必要があります。指定した時刻もリスト出力の対象に含まれます。
検索の対象となるのは、処理時刻です。
- TODATE
-
リスト表示対象の終了時刻(省略可)
8バイトの数字で指定します。
省略すると「FROMDATE」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。
日付はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)に設定した形式です。「FROMDATE<=TODATE」の範囲で指定する必要があります。指定した日付もリスト出力の対象に含まれます。
検索の対象となるのは、処理日付です。
- TOTIME
-
リスト表示対象の終了時刻(省略可)
6バイトの数字で指定します。「TODATE」を指定した場合のみ指定できます。
省略すると「FROMTIME」で指定した時刻以降のすべての時刻が対象となります。
時刻は「hhmmss」の形式です。「FROMTIME<=TOTIME」の範囲で指定する必要があります。指定した時刻もリスト出力の対象に含まれます。
検索の対象となるのは、処理時刻です。
- USERID
-
リスト表示対象の始点ホストでのユーザIDの指定(省略可)
- *USR
-
: OSのユーザID
- *ADMUSR
-
: 管理画面セキュリティのユーザID
省略するとすべてのユーザIDが対象になります。
= 備考 =機種ごとのユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- USR
-
リスト表示対象の始点ホストでのOSのユーザID(省略可)
105バイト以内で指定します。
省略するとすべてのユーザIDが対象になります。
「ADMUSR」と同時に指定することはできません。
= 備考 =OSのユーザIDは始点ホストのOSの規約に従います。詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- ADMUSR
-
リスト表示対象の始点ホストでの管理画面セキュリティのユーザID(省略可)
32バイト以内の英数字で指定します。
省略するとすべてのユーザIDが対象になります。
「USR」と同時に指定することはできません。
= 備考 =機種ごとの管理画面セキュリティのユーザIDの詳細は「アドミニストレーション マニュアル」の操作ログの説明を参照してください。
- CMDNAME
-
リスト表示対象のコマンド名または要求名(省略可)
省略するとすべてのコマンド名または要求名が対象となります。
- LFILE
-
出力ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)
「ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
ファイルに出力する場合、コマンド実行ログの全項目が出力されます。
省略すると標準出力に主な項目が出力されます。
= 備考 =-
コマンド実行ログのファイルフォーマットについては「アドミニストレーション マニュアル」の付録を参照してください。
-
出力ファイル名省略時に標準出力に出力される項目については「表5.6 コマンド実行ログのリスト表示項目」を参照してください。
-
- LMBR
-
出力ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)
- LIBRARY
-
HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)
先頭英文字の10バイト以内の英数字で指定します。
- MSG
-
エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)
- *NO
-
: エラーメッセージを表示しない
- *YES
-
: エラーメッセージを表示する
- FILE
-
エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)
「ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。
それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。
- MBR
-
エラーメッセージ出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)
先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。
項目名 |
項目説明 |
表示サイズ |
---|---|---|
DATE |
処理日時 |
23バイト |
PROC-ID |
最新処理識別子 |
34バイト |
OS-USERID |
ユーザID(OS) |
32バイト |
ADM-USERID |
ユーザID(管理画面) |
32バイト |
HOSTNAME |
始点ホスト名 |
68バイト |
OPERATION |
コマンド実行キー |
36バイト |
OPERATION-DETAIL |
コマンドパラメータ |
40バイト |
*1 |
: |
日付は システム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定に従います。 |
-
表示サイズに満たない項目は左詰で表示されます。
-
表示項目のサイズが表示サイズより大きい場合、表示サイズを超えた部分はカットされます。
(2) 表示例
標準出力
2017/12/29 18:36:18.503 420972D411140625000E471A000000F421 USR01 AS400 MANAGEMENT_INFORMATION_REGISTRATION 'LIB=HULOLIB' 'I=RCV' 'ID=FILE00018NAGOY 2017/12/29 18:36:24.749 420972D41145FDF4000E471A000000F821 USR01 AS400 SEND_FILE 'LIB=HULOLIB' 'F=FILE00018NAGOYA8TO8TOKY 2017/12/29 18:37:36.570 420972D413848F5C000E471A0000010621 USR01 AS400 MANAGEMENT_INFORMATION_REGISTRATION 'LIB=HULOLIB' 'I=SND' 'ID=FILE00018NAGOY 2017/12/29 19:08:56.434 420972D44E4376C9000E471A0000011921 USR01 AS400 SEND_FILE 'LIB=HULOLIB' 'F=FILE00018NAGOYA8TO8TOKY 2017/12/29 19:08:56.434 420972D44E4376C9000E471A0000011921 USR01 AS400 SEND_FILE 'LIB=HULOLIB' 'F=FILE00018NAGOYA8TO8TOKY 2017/12/29 19:13:58.802 420972D457B66A7F000E471A0000012221 USR01 AS400 HULFT_MANAGEMENT_SCREEN_FINISH 2017/12/29 19:14:09.562 420972D4580C7EFA000E471A0000012E21 USR01 AS400 HULFT_MANAGEMENT_SCREEN_START 'LIB=HULOLIB' 2017/12/29 19:14:12.271 420972D458222B02000E471A0000013221 USR01 AS400 HULFT_MANAGEMENT_SCREEN_FINISH
ファイル出力
"2017/12/29","18:36:18.503","2017/12/29","18:36:18.503","USR01","","AS400","420972D411140625000E471A000000F421","420972D411140625000E471A000000F421","AS400","","MANAGEMENT_INFORMATION_REGISTRATION","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN","'LIB=HULOLIB' 'I=RCV' 'ID=FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO'" "2017/12/29","18:36:24.749","2017/12/29","18:36:24.749","USR01","","AS400","420972D41145FDF4000E471A000000F821","420972D41145FDF4000E471A000000F821","AS400","","SEND_FILE","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN","'LIB=HULOLIB' 'F=FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO'" "2017/12/29","18:37:36.570","2017/12/29","18:37:36.570","USR01","","AS400","420972D413848F5C000E471A0000010621","420972D413848F5C000E471A0000010621","AS400","","MANAGEMENT_INFORMATION_REGISTRATION","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN","'LIB=HULOLIB' 'I=SND' 'ID=FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO'" "2017/12/29","19:08:56.434","2017/12/29","19:08:56.433","USR01","","AS400","420972D44E4376C9000E471A0000011921","420972D44E4376C9000E471A0000011921","AS400","","SEND_FILE","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN","'LIB=HULOLIB' 'F=FILE00018NAGOYA8TO8TOKYO'" "2017/12/29","19:13:58.802","2017/12/29","19:13:58.802","USR01","","AS400","420972D457B66A7F000E471A0000012221","420972D457B66A7F000E471A0000012221","AS400","","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN_FINISH","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN","" "2017/12/29","19:14:09.562","2017/12/29","19:14:09.562","USR01","","AS400","420972D4580C7EFA000E471A0000012E21","420972D4580C7EFA000E471A0000012E21","AS400","","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN_START","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN","'LIB=HULOLIB'" "2017/12/29","19:14:12.271","2017/12/29","19:14:12.271","USR01","","AS400","420972D458222B02000E471A0000013221","420972D458222B02000E471A0000013221","AS400","","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN_FINISH","HULFT_MANAGEMENT_SCREEN",""
日付の形式はシステム動作環境設定の日付形式(DATEFMT)の設定によって変わります。詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
(3) 注意点
-
「FROMDATE」を指定した場合、コマンド実行ログの先頭から順に検索し、最初に処理日時が「FROMDATE」の指定日時以上になったログ以降のすべてのログが表示されます。
-
「TODATE」を指定した場合、コマンド実行ログの先頭、または「FROMDATE」の指定以降から、最初に処理日時が「TODATE」の日時を超えたログの手前までが表示されます。
図5.2 操作ログの表示範囲