バージョンアップ後の確認
バージョンアップ作業が正常に完了したかを確認します。下記のコマンドでHULFT管理画面を起動してください。
実行コマンド
CALL 導入先ライブラリ名/UTLADMIN [PARM('LIB=ライブラリ名')]
パラメータ説明
- LIB=ライブラリ名
-
導入先ライブラリ名
このパラメータを省略すると導入先ライブラリ名は「HULFT」となります。
画面左上の「HULFT8 FOR IBMI V8.X.X」が、インストールした製品のバージョン情報になっていることを確認してください。
HULFT8 FOR IBMI V8.X.X << 処理選択メニュー >> オプション ==> 1. 配信状況照会 2. 集信状況照会 3. 要求状態確認 4. 転送状況一覧 5. 再配信待ち状況一覧 6. システム管理 ファイルID ホスト名 ===> 区分 ===> F: ファイルID別 H: ホスト別 ※省略時はファイルID別
画面8.15 処理選択メニュー(参考)
以上でバージョンアップ作業は完了です。
-
バージョンアップした場合、移行した詳細ホスト情報の「HULFT7通信モード(HUL7MODE)」の設定は、“Y(有効)”が設定されています。相手ホストのHULFTがVer.8.0.0以降の場合は、バージョンアップ後に“N(無効)”に変更してください。
-
以下の項目について、HULFT8では初期値“0”を推奨していますが、バージョンアップ時には移行前の設定値を引き継ぎます。
-
システム動作環境設定の「ソケット送信バッファサイズ(SNDSOCKSIZE)」
-
システム動作環境設定の「ソケット受信バッファサイズ(RCVSOCKSIZE)」
-
配信管理情報の「転送ブロック長(BLOCKLEN)」
-
配信管理情報の「転送ブロック数(BLOCKCNT)」
必要に応じて、バージョンアップ後に設定値を変更してください。
-
-
HULFT Ver8.4.0未満のシステム動作環境設定の「要求受付ホストチェック(OBSHSTCHK)」の値は、Ver8.4.0以降では以下の項目に分かれて引き継がれます。
-
未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可(ALLOWSNDREQ)
-
未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可(ALLOWPOSTRJOBRSLT)
-
未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可(ALLOWJOBRSLTNTFY)
-
未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可(ALLOWRMTJOBEXE)
バージョンアップ後またはレベルアップ後には、各項目の設定値を確認して必要に応じて値を変更してください。システム動作環境設定の各項目の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
-
-
高強度暗号強制モードの設定方法は、「高強度暗号強制モードを使用する場合の作業」を参照してください。