管理情報の登録
HULFTは配信側と集信側のそれぞれに同一の「ファイルID」(50バイト)を登録し、そのファイルIDに関連付けられた管理情報をもとにファイル転送を行います。
ファイルIDは1つのファイルごとに配信側(配信管理情報)および、集信側(集信管理情報)に登録する必要があります。

図4.3 ファイルIDの関連イメージ
このファイルIDの他にも管理情報の登録が必要となりますが、これらの管理情報もIDで管理されています。ファイル転送を行う際に配信側および集信側で最低限必要な管理情報は下記のとおりです。また、ファイル転送に必要な管理情報の関連については、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
- 配信側HULFT
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配信管理情報(配信ファイルID)
詳細ホスト情報(集信側ホストのホスト名)
転送グループ情報(転送グループID)
- 集信側HULFT
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集信管理情報(集信ファイルID)
詳細ホスト情報(配信側ホストのホスト名)
転送グループ情報(転送グループID)
当疎通テストは、同一マシン内同一HULFTでのファイル転送になりますので、下記の4情報の登録が必要となります。
それを登録順に以下の項目に記載します。またそれぞれの「ID」は下記のとおりとします。
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「詳細ホスト情報の登録」 ……… AS400
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「転送グループ情報の登録」 …… GRP01
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「配信管理情報の登録」 ………… LOOPTEST
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「集信管理情報の登録」 ………… LOOPTEST
本書では当マシンの自ホスト名を「AS400」としていますが、この名前は環境に合わせて変更してください。
それではHULFT管理画面のシステム管理メニュー画面を使用して各情報を登録します。
当画面の起動方法および操作方法については、「HULFTの環境設定」を参照してください。