操作ログの留意点
(1) 処理日時
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各ホストのOSで設定された日時がそろっていない場合、日付を指定して操作ログをリスト表示する際に正しく表示されない場合があります。
(2) ユーザID
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コマンド実行時には、ユーザID(管理画面)には何も出力されません。
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ユーザIDの取得に失敗した場合、ユーザIDとして"FAILED"が出力されます。ユーザIDに"FAILED"を使用しないでください。
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始点ホストからユーザIDが通知されない場合、ユーザIDとして"N/A"が出力されます。ユーザIDに"N/A"を使用しないでください。
(3) 処理識別子
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始点ホストから処理識別子を取得する前にエラーとなった場合、処理ホストでは操作ログが出力されません。
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将来にわたり、同じ処理識別子が生成されないことを保証するものではありません。条件によっては、異なるトランザクションに対して同じ処理識別子が生成される場合があります。
(4) 出力文字列
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UTLSEND、UTLRECVのMSGパラメータなど、パラメータに文字列を指定する際、「"(ダブルクォーテーション)」を使用すると、操作ログがCSVとして正しく扱えなくなります。
(5) 操作ログの切り替え
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操作ログの切り替えによってバックアップの数が操作ログ切り替え世代管理数(OPLGENERATIONCOUNT)を超えた場合、古いものから上書きされます。また操作ログ切り替え世代管理数(OPLGENERATIONCOUNT)を設定していない場合でも、世代管理番号が9999まで達すると0001に戻るので、古いファイルがあった場合は上書きされます。必要な場合は、定期的にバックアップを操作ログ管理用のサーバなどに退避してください。
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操作ログ受付ジョブを実行する際、以下の条件をすべて満たすとファイルアクセスログの自動切り換えが行われます。
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ファイルアクセスログの1レコード長がHULFT8の1レコード長(1000バイト)と異なる
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システム動作環境設定の操作ログ出力選択(OPLSELECT)に“1”または“3”を設定
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操作ログ受付ジョブを実行する際、以下の条件をすべて満たすとコマンド実行ログの自動切り替えが行われます。
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コマンド実行ログの1レコード長がHULFT8の1レコード長(2000バイト)と異なる
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システム動作環境設定の操作ログ出力選択(OPLSELECT)に“2”または“3”を設定
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(6) 操作ログの出力制限
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HULFT Ver.7未満のバージョンを介した場合、操作ログは出力されません。
図2.46 操作ログの出力制限