動的指定
HULFTでは、ファイル転送を行う際あらかじめ管理情報を登録しておく必要があります。管理情報に登録した内容は動的に変更することができます。
配信ファイル名や配信先などを動的に変更できるため、ファイル名や送り先が送信ごとに変わるような場合、1つのファイルIDを利用して運用することができます。
また、集信管理情報に環境変数を設定することにより、集信ファイル名を配信ファイル名と同一にすることができます。
集信管理情報に設定する「&MSG0」~「&MSG5」および「&MSGL0」~「&MSGL1」のファイル転送時の注意点については、「メッセージ送信」を参照してください。
(1) 配信時の動的指定
配信管理情報にある配信ファイル名(FILENAME)および転送グループID(GRPID)は、配信要求時に動的に設定内容を変更できます。変更する内容は、配信要求コマンドのパラメータに指定します。
また、配信要求コマンド発行時に、ホスト名を動的に指定することができます。ホスト名の動的指定を行うと、配信管理情報内の転送グループID(GRPID)は無効になります。
配信時の動的指定を行うには、システム動作環境設定の動的パラメータ指定(DYNPARAM)を有効にしなければなりません。システム動作環境設定については、「システム動作環境の設定について」を参照してください。
(2) 集信時の動的指定
集信管理情報にある集信ファイル名(FILENAME)は、“&SNDFILE”または“&SNDFILES”と設定することにより、配信ファイル名に変更することができます。
なお、集配信ともに同一機種の場合は、ライブラリ名を“&SNDLIB”と指定することで、配信側と同一にできます。