操作ログの自動切り替え

ファイルアクセスログまたはコマンド実行ログが一定の件数に達した場合、出力された内容を自動的にバックアップファイルとして保存します。これにより、操作ログのディスク使用量が一定値以上にならないように抑えたり、定期的に操作ログをログサーバに収集したりする運用が可能です。

操作ログの自動切り替えの動作は、システム動作環境設定の操作ログ自動切り替え件数(OPLCHANGECOUNT)操作ログ切り替え世代管理数(OPLGENERATIONCOUNT)で設定します。

操作ログが出力される際、ログの件数が操作ログ自動切り替え件数(OPLCHANGECOUNT)を超えていた場合、元のファイルは名前を変えてバックアップされ、出力先ファイルが新規作成されます。バックアップファイルは操作ログ出力先と同じライブラリに出力されます。

バックアップファイルは操作ログ切り替え世代管理数(OPLGENERATIONCOUNT)で指定した世代だけ保存され、それを超えると世代管理番号0001から順に上書きされます。バックアップファイル名は以下のようになります。出力先ライブラリは操作ログと同じです。

ファイルアクセスログ

Fnnnn

コマンド実行ログ

Cnnnn

nnnnには、0001から9999までの4桁の世代管理番号が付加されます。

図2.45 操作ログの自動切り替え

1) サイズチェック

操作ログを出力する前にファイルサイズをチェックします。操作ログ自動切り替え件数(OPLCHANGECOUNT)を超えていない場合は、そのまま操作ログを出力して処理を終了します。

2) 切り替え

ファイルサイズが操作ログ自動切り替え件数(OPLCHANGECOUNT)を超えていた場合、操作ログファイルをリネームしてバックアップします。

3) 操作ログ出力

操作ログファイルを新規生成し、操作ログを出力します。

4) 世代管理数を超過

バックアップファイルの数が操作ログ切り替え世代管理数(OPLGENERATIONCOUNT)を超えた場合は、世代管理番号0001から上書きされます。