集配信ファイルについて

本節では、HULFT for IBMiで集配信できるファイルについて説明します。

(1) ファイル編成

物理データファイルおよび、保管ファイルの形式のファイルを扱うことができます。

注意
  • 保管ファイル転送時の留意点

    転送タイプはバイナリを指定してください。

    同報配信はできません。

  • ファイル名に関する留意点

    集配信および、その他のファイルに関する操作において「*FIRST」や「*FILE」などの予約語を用いた指定はできません。使用した場合は予期せぬ動作をすることがあります。

  • 統合ファイルシステム上のファイルは、配信および集信できません。

(2) レコード形式

固定長形式のファイルを扱うことができます。

(3) レコード長

配信処理で扱えるファイルのレコード長の最大は32,766バイトまでです。

フォーマットおよび、マルチフォーマット転送時、1レコード長の最大は、19,997バイトまでです。

集信処理で扱えるファイルのレコード長の最大は32,766バイトまでです。

なお、保管ファイルの場合は、ファイルのレコード長は512バイト固定となります。

(4) レコード数

ファイルのレコード数の最大は2,147,483,646レコードまでです。

また、レコード数が0レコード(0バイトのファイル)の場合も配信されます。

(5) サイン付外部10進数の符号部

サイン付10進数の符号部・ゾーン部で使用可能な値については、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

(6) フォーマット項目サイズと項目数

フォーマットおよびマルチフォーマット転送時の1項目長は以下のとおりです。また、1レコードに登録できる項目数は1000項目までです。

表3.5 フォーマット項目サイズ

項目タイプ

サイズ(バイト)

備考

X

1~9999

 

M

1~9999

 

N

2~9998

ただし、偶数値しか扱えません

9

1~18

 

B

2、4、8

 

P

1~10

ただし、18桁までしか扱えません

S

1~18

 

F

4、8

 

I

1~9999