外字テーブル組み込み

外字テーブルファイルの作成を行い、「外字テーブル展開コマンド」を使用して、外字テーブル展開ファイルを作成します。「外字テーブルファイル」は、HULFTのインストールされているライブラリ内のファイル「GTABLE」内に格納されています。また「外字テーブル展開ファイル」は、HULFTのインストールされているライブラリ内のファイル「GTEXTD」に格納されています。

表3.15 外字テーブルファイル一覧

入力コード

出力コード

外字テーブル
ファイル

外字テーブル
展開ファイル

未定義時の
初期値

IBM漢字

EUC-JP

GTITOE

GTITOE

0xA2A2

IBM漢字

Shift-JIS

GTITOS

GTITOS

0x81A0

IBM漢字

JEF

GTITOJ

GTITOJ

0xA2A2

IBM漢字

KEIS

GTITOK

GTITOK

0xA2A2

IBM漢字

NEC

GTITON

GTITON

0x7F7F

IBM漢字

UTF-8

GTITO8

GTITO8

0xE296A1

EUC-JP

IBM漢字

GTETOI

GTETOI

0x44E9

EUC-JP

UTF-8

GTETO8

GTETO8

0xE296A1

Shift-JIS

IBM漢字

GTSTOI

GTSTOI

0x44E9

Shift-JIS

UTF-8

GTSTO8

GTSTO8

0xE296A1

JEF

IBM漢字

GTJTOI

GTJTOI

0x44E9

JEF

UTF-8

GTJTO8

GTJTO8

0xE296A1

KEIS

IBM漢字

GTKTOI

GTKTOI

0x44E9

KEIS

UTF-8

GTKTO8

GTKTO8

0xE296A1

NEC

IBM漢字

GTNTOI

GTNTOI

0x44E9

NEC

UTF-8

GTNTO8

GTNTO8

0xE296A1

UTF-8

IBM漢字

GT8TOI

GT8TOI

0x44E9

UTF-8

EUC-JP

GT8TOE

GT8TOE

0xA2A2

UTF-8

Shift-JIS

GT8TOS

GT8TOS

0x81A0

UTF-8

JEF

GT8TOJ

GT8TOJ

0xA2A2

UTF-8

KEIS

GT8TOK

GT8TOK

0xA2A2

UTF-8

NEC

GT8TON

GT8TON

0x7F7F

UTF-8

GB18030

GT8TOG

GT8TOG

0xA1F5

UTF-8

IBM簡体字

GT8TOC

GT8TOC

0x44E9

GB18030

UTF-8

GTGTO8

GTGTO8

0xE296A1

GB18030

IBM簡体字

GTGTOC

GTGTOC

0x44E9

IBM簡体字

UTF-8

GTCTO8

GTCTO8

0xE296A1

IBM簡体字

GB18030

GTCTOG

GTCTOG

0xA1F5

(1) 外字テーブル展開コマンド

プログラムインタフェース

CALL ライブラリ名/UTLGTFEXTD PARM(['LIB=ライブラリ名']
['I=IE|IS|IJ|IK|IN|I8|EI|E8|SI|S8|JI|J8|KI|K8|NI|N8|8I|8E|8S|8J|8K|8N|8G|8C|G8|GC|C8|CG|A']
['O=IE|IS|IJ|IK|IN|I8|EI|E8|SI|S8|JI|J8|KI|K8|NI|N8|8I|8E|8S|8J|8K|8N|8G|8C|G8|GC|C8|CG|A']
['P=filename'] ['G'] ['OUTPUT=filename']['EXIT' CL変数名])

パラメータ説明

LIB=ライブラリ名

HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

I=IE|IS|IJ|IK|IN|I8|EI|E8|SI|S8|JI|J8|KI|K8|NI|N8|8I|8E|8S|8J|8K|8N|8G|8C|G8|GC|C8|CG|A

展開するパターン(省略可)

パラメータ「O=」を指定したときのみ省略することができます。

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルを展開する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルを展開する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルを展開する

IK

:

IBM漢字からKEISの外字テーブルを展開する

IN

:

IBM漢字からNECの外字テーブルを展開する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルを展開する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルを展開する

E8

:

EUC-JPからUTF-8の外字テーブルを展開する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルを展開する

S8

:

Shift-JISからUTF-8の外字テーブルを展開する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルを展開する

J8

:

JEFからUTF-8の外字テーブルを展開する

KI

:

KEISからIBM漢字の外字テーブルを展開する

K8

:

KEISからUTF-8の外字テーブルを展開する

NI

:

NECからIBM漢字の外字テーブルを展開する

N8

:

NECからUTF-8の外字テーブルを展開する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルを展開する

8E

:

UTF-8からEUC-JPの外字テーブルを展開する

8S

:

UTF-8からShift-JISの外字テーブルを展開する

8J

:

UTF-8からJEFの外字テーブルを展開する

8K

:

UTF-8からKEISの外字テーブルを展開する

8N

:

UTF-8からNECの外字テーブルを展開する

8G

:

UTF-8からGB18030の外字テーブルを展開する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

G8

:

GB18030からUTF-8の外字テーブルを展開する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルを展開する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルを展開する

A

:

すべての外字テーブルを展開する

O=IE|IS|IJ|IK|IN|I8|EI|E8|SI|S8|JI|J8|KI|K8|NI|N8|8I|8E|8S|8J|8K|8N|8G|8C|G8|GC|C8|CG|A

外字テーブル変換ファイルの内容出力パターン(省略可)

パラメータ「I=」を指定したときのみ省略することができます。

パラメータ「P=」を指定した場合はファイルに出力し、指定していない場合は標準出力を行います。

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルの内容を出力する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルの内容を出力する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルの内容を出力する

IK

:

IBM漢字からKEISの外字テーブルの内容を出力する

IN

:

IBM漢字からNECの外字テーブルの内容を出力する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

E8

:

EUC-JPからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

S8

:

Shift-JISからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

J8

:

JEFからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

KI

:

KEISからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

K8

:

KEISからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

NI

:

NECからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

N8

:

NECからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

8E

:

UTF-8からEUC-JPの外字テーブルの内容を出力する

8S

:

UTF-8からShift-JISの外字テーブルの内容を出力する

8J

:

UTF-8からJEFの外字テーブルの内容を出力する

8K

:

UTF-8からKEISの外字テーブルの内容を出力する

8N

:

UTF-8からNECの外字テーブルの内容を出力する

8G

:

UTF-8からGB18030の外字テーブルの内容を出力する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

G8

:

GB18030からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルの内容を出力する

A

:

すべての外字テーブルの内容を出力する

P=filename

登録されている外字テーブルの内容出力先(省略可)

ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。

パラメータ「O=」の指定を行った場合のみ指定できます。

出力形式は外字テーブルファイル(ファイル名固定)と同様になりますので、ファイルに出力したものをコピー・リネームなどして外字テーブルファイルに反映させれば、そのまま使用できます。

G

エラーメッセージの表示抑制(省略可)

省略するとエラーメッセージが表示されます。

OUTPUT=filename

エラーメッセージの出力先(省略可)

ライブラリ名/ファイル名(メンバ名)」の形式で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

EXIT CL変数名

エラーコードの受け取りとCL変数名(省略可)

EXITとCL変数名は連続して指定してください。

省略するとエラー変数へのコードのセットを行いません。

コマンドインタフェース

UTLGTFEXTD INPUT( ) OUTPUT( ) PFILE( ) PMBR( )
   LIBRARY( ) MSG( ) FILE( ) MBR( )

パラメータ説明

INPUT

展開するパターン(省略時値 *NO)

パラメータ「OUTPUT」を指定したときのみ*NOを選択することができます。

*NO

:

展開しない

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルを展開する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルを展開する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルを展開する

IK

:

IBM漢字からKEISの外字テーブルを展開する

IN

:

IBM漢字からNECの外字テーブルを展開する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルを展開する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルを展開する

E8

:

EUC-JPからUTF-8の外字テーブルを展開する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルを展開する

S8

:

Shift-JISからUTF-8の外字テーブルを展開する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルを展開する

J8

:

JEFからUTF-8の外字テーブルを展開する

KI

:

KEISからIBM漢字の外字テーブルを展開する

K8

:

KEISからUTF-8の外字テーブルを展開する

NI

:

NECからIBM漢字の外字テーブルを展開する

N8

:

NECからUTF-8の外字テーブルを展開する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルを展開する

8E

:

UTF-8からEUC-JPの外字テーブルを展開する

8S

:

UTF-8からShift-JISの外字テーブルを展開する

8J

:

UTF-8からJEFの外字テーブルを展開する

8K

:

UTF-8からKEISの外字テーブルを展開する

8N

:

UTF-8からNECの外字テーブルを展開する

8G

:

UTF-8からGB18030の外字テーブルを展開する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

G8

:

GB18030からUTF-8の外字テーブルを展開する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルを展開する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルを展開する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルを展開する

A

:

すべての外字テーブルを展開する

OUTPUT

外字テーブル変換ファイルの内容出力パターン(省略時値 *NO)

パラメータ「INPUT」を指定したときのみ*NOを選択することができます。

パラメータ「PFILE」を指定した場合はファイルに出力し、指定していない場合は標準出力を行います。

*NO

:

内容を表示しない

IE

:

IBM漢字からEUC-JPの外字テーブルの内容を出力する

IS

:

IBM漢字からShift-JISの外字テーブルの内容を出力する

IJ

:

IBM漢字からJEFの外字テーブルの内容を出力する

IK

:

IBM漢字からKEISの外字テーブルの内容を出力する

IN

:

IBM漢字からNECの外字テーブルの内容を出力する

I8

:

IBM漢字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

EI

:

EUC-JPからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

E8

:

EUC-JPからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

SI

:

Shift-JISからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

S8

:

Shift-JISからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

JI

:

JEFからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

J8

:

JEFからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

KI

:

KEISからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

K8

:

KEISからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

NI

:

NECからIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

N8

:

NECからUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

8I

:

UTF-8からIBM漢字の外字テーブルの内容を出力する

8E

:

UTF-8からEUC-JPの外字テーブルの内容を出力する

8S

:

UTF-8からShift-JISの外字テーブルの内容を出力する

8J

:

UTF-8からJEFの外字テーブルの内容を出力する

8K

:

UTF-8からKEISの外字テーブルの内容を出力する

8N

:

UTF-8からNECの外字テーブルの内容を出力する

8G

:

UTF-8からGB18030の外字テーブルの内容を出力する

8C

:

UTF-8からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

G8

:

GB18030からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

GC

:

GB18030からIBM簡体字の外字テーブルの内容を出力する

C8

:

IBM簡体字からUTF-8の外字テーブルの内容を出力する

CG

:

IBM簡体字からGB18030の外字テーブルの内容を出力する

A

:

すべての外字テーブルの内容を出力する

PFILE

出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)

ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

PMBR

出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

LIBRARY

HULFTがインストールされているライブラリ名(省略時値 HULFT)

先頭英文字の10バイト以内の英数字で指定します。

MSG

エラーメッセージの表示抑制(省略時値 *YES)

*NO

: エラーメッセージを表示しない

*YES

: エラーメッセージを表示する

FILE

エラーメッセージ出力先ファイルのライブラリ名とファイル名(省略可)

ライブラリ名/ファイル名」の形式で指定します。

それぞれ先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

省略するとエラーメッセージは出力されません。ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

MBR

エラーメッセージ出力先ファイルのメンバ名(省略時値 *FILE)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。