HULFT8で追加された機能の制限

HULFT Ver.8.1未満のクライアント、またはHULFT-HUB Serverが含まれる構成では、HULFT Ver.8で追加された以下の機能の利用に対して制限があります。

  • HULFT7通信モード

  • DEFLATE圧縮

  • 高強度暗号強制モード

  • 高強度暗号強制モード簡易転送

  • コード変換の切り替え

(1) 「HULFT7通信モード」に関する制限

以下の構成の場合、詳細ホスト情報のHULFT7通信モードを“有効”にしておかないと転送エラーになります。

HULFT8と接続しているHULFT-HUB ServerがHULFT-HUB Server Ver.3.4の場合

以下のいずれかの条件を満たしていると、転送エラーになります。

  • 配信側クライアントまたは集信側クライアントがHULFT Ver.8未満

  • 配信側クライアントがHULFT Ver.8.1以上

  • 経路上にHULFT-HUB Ver.3.4未満が含まれる

HULFT8と接続しているHULFT-HUB ServerがHULFT-HUB Server Ver.3.5以降の場合

以下のすべての条件を満たしていると、転送エラーになります。

  • 配信側クライアントがHULFT Ver.8以降でHULFT-HUB Server Ver.3.5以降に接続

  • 集信側クライアントがHULFT-HUB Server Ver.3.4以降に接続

  • 経路上にHULFT-HUB Ver.3.4未満が含まれる

(2) DEFLATE圧縮に関する制限

以下の構成の場合、HULFT-HUBでHUB同報の同報配信を指定してDEFLATE圧縮を行うと、転送エラーになる場合があります。

  • 配信側ホストでDEFLATE圧縮を指定

  • 集信側クライアントが一部のみDEFLATE圧縮に対応

  • HULFT-HUBでは蓄積しない

(3) 「高強度暗号強制モード」に関する制限

HULFT-HUB Ver.3.9.0未満は高強度暗号強制モードに対応していません。このため、HULFT Ver.8.4はシステム動作環境設定の高強度暗号強制モードの値が“有効”に設定されている場合、HULFT-HUB Ver.3.9.0未満に登録できません。

また、HULFT-HUB Ver.3.9.0未満に登録済みのHULFT Ver.8.4のシステム動作環境設定の高強度暗号強制モードの値を“無効”から“有効”に変更した場合、HULFT-HUB Ver.3.9.0未満での動作は保証されません。

(4) 「簡易転送」に関する制限

簡易転送はHULFT-HUB Serverで中継できません。

(5) 「コード変換の切り替え」に関する制限

HULFT-HUB Server Ver.3.9.0未満を経由して転送する場合は、配信側変換と集信側変換の自動切り替えができません。