実行パラメータとシステム動作環境設定
機能概要
集信プログラム(XRRCV)および要求受付プログラム(XRACCPT)の実行時の動作を、実行パラメータで指定します。
実行パラメータとは、以下で指定するパラメータを指します。
-
zOS
-
: EXECステートメントのPARM=で指定するパラメータ
-
MSP
-
: EXEC文のPARM=で指定するパラメータ
-
XSP
-
: PARA文で指定するパラメータ
HULFT8で推奨する運用方法
実行時の動作は、実行パラメータではなく、システム動作環境設定で指定するように変更してください。
実行パラメータとシステム動作環境設定の両方を指定した場合は、実行パラメータの設定が有効となります。
集信プログラム(XRRCV)の場合
集信プログラム(XRRCV)の実行パラメータと対応するシステム動作環境設定の項目を以下に示します。
表3.1 集信プログラムの実行パラメータとシステム動作環境の項目
項目名 |
実行パラメータ名 |
システム動作環境設定 |
---|---|---|
集信アプリ名 |
APPLNM |
RCV-APPLNM |
集信多重度 |
MAX-CON |
RCV-MAXCON |
集信レコード長のチェック |
RECCHK |
RCV-RECCHK (*2) |
集信ファイル使用時の扱い |
RWAIT |
RCV-FILE-WAIT (*3) |
集信ファイルのリトライ回数 |
RCVRETRY |
RCV-FILE-RETRY |
集信ファイルのリトライ間隔 |
RCVRTIME |
RCV-FILE-RTIME |
集信後ジョブ実行タイムアウト時間 |
JOBWTIME |
RCV-JOBWTIME |
ソケットリード待ち時間 (*1) |
TIMEOUT |
RCV-TIMEOUT |
TCP/IPのアドレススペース名 (*1) |
TCPIP |
TCPIP |
集信ファイルの探索対象 (*1) |
SMS |
RCV-FILE-SEARCH |
詰め文字の選択 |
CHRSET |
RCV-CHRSET (*4) |
ホストチェック |
HSTCHK |
HSTCHK (*5) |
外字テーブル使用 |
KNJALL |
GAIJIFILE (*6) |
*1 |
: |
HULFT for zOSの場合に指定可能な項目です。 |
*2 |
: |
実行パラメータに“RECCHK”を指定していた場合は、“RCV-RECCHK=Y”と設定してください。 |
*3 |
: |
実行パラメータに“RWAIT”を指定していた場合は、“RCV-FILE-WAIT=Y”と設定してください。 |
*4 |
: |
実行パラメータに“SMS”を指定していた場合は、“RCV-FILE-SEARCH=C”と設定してください。 |
*5 |
: |
実行パラメータに“HSTCHK”を指定していた場合は、“HSTCHK=1”と設定してください。 |
*6 |
: |
実行パラメータに“KNJALL”を指定していた場合は、“GAIJIFILE=1”と設定してください。 |
要求受付プログラム(XRACCPT)の場合
要求受付プログラム(XRACCPT)の実行パラメータと対応するシステム動作環境設定の項目を以下に示します。
表3.2 要求受付プログラムの実行パラメータとシステム動作環境設定の項目
項目名 |
実行パラメータ名 |
システム動作環境設定 |
---|---|---|
要求受付アプリ名 |
APPLNM |
APT-APPLNM |
最大同時要求受付数 |
MAXーCON |
APT-MAXCON |
要求受付ソケットリード待ち時間 |
TIMEOUT |
APT-TIMEOUT |
TCP/IPのアドレススペース名 (*1) |
TCPIP |
TCPIP |
*1 |
: |
HULFT for zOSの場合に指定可能な項目です。 |