配信処理および集信処理共通の制限事項
(1) EBCDICコード間の変換
ACOSでは、「EBCDIC コード間の変換」はできません。
(2) 拡張文字のコード変換テーブル
ACOSでは、JIS第一水準および第二水準以外のNEC特殊文字のコード変換テーブルは提供していません。
(3) UTF-8対応
ACOSでは、「UTF-8変換」はできません。
(4) 環境変数に詳細エラーコード対応
ACOSでは、詳細エラーコードを環境変数に利用できません。
(5) C4S暗号、AES暗号、およびユーザ暗号
ACOSには、「C4S暗号オプション」、「AES暗号オプション」はありません。
また、「ユーザ暗号」を作成し、適応することはできません。
(6) 転送データの整合性検証機能
ACOSには、「転送データの整合性検証機能」はありません。
(7) メッセージ送信
配信側または送信要求側(集信側)がACOSの場合、「メッセージ送信」を設定できません。
配信側がHULFT Ver.6以降の場合、配信側のメッセージの置き換えは行いますが、集信側へはメッセージを送信しません。
また、送信要求側(集信側)がHULFT Ver.6以降かつ、要求受付側(配信側)がACOSの場合、送信要求を発行したときのメッセージの置き換えは行いますが、要求受付側および集信へはメッセージを送信しません。
(8) フォーマット転送の項目属性および符号部変換
ACOSでは、転送相手のHULFT Ver.6以降で転送相手側でコード変換を行う場合は、「項目属性及び符号部の変換」が可能です。
(9) UNITグループの設定
ACOSでは、任意のUNITグループを設定できません。
(10) 配信と集信のエラーの同期
ACOSでは、他の機種で行った配信と集信のエラー同期のための対応をしていません。
(11) コンソールメッセージへのユーザ固有メッセージ付加
ACOSでは、コンソールメッセージへのユーザ固有メッセージ付加はできません。
(12) 可変長ファイルレコード長領域(RDW)の送受信機能
ACOSとHULFT8との転送で、可変長ファイルレコード長領域(RDW)付の送受信はできません。
(13) データ転送方法の選択による転送速度の向上
ACOSとHULFT8との転送は、「転送速度優先モード」に対応していません。
(14) 通信タイムアウト対策
ACOSでは、通信タイムアウト対策は講じられていません。