一般ユーザでのHULFTの使用

HULFT

8.0.0

HULFTは原則スーパーユーザ(root)での運用を前提としておりましたが、一般ユーザでも運用できるように機能の見直しを行いました。

これによりスーパーユーザ(root)の権限を持たないユーザでも以下の操作が可能になりました。

  • 各デーモン(配信デーモン、集信デーモン、および要求受付デーモン)の起動と終了

  • HULFT管理画面の操作

  • HULFT操作コマンドおよびユーティリティの実行

また、権限の異なる複数のユーザでHULFTを操作できるようにするため、以下のようにファイルのアクセス権を変更しました。

「実行モジュール格納ディレクトリ(bin)」配下の以下のコマンドからs-bitを削除

  • 配信デーモンの起動コマンド(hulsndd)

  • 配信デーモンの終了コマンド(utlkillsnd)

  • fifoファイルの再作成コマンド(utlkillsnd)

  • 集信キャンセルコマンド(utlrcan)

  • 集信状況表示コマンド(utlrdisp)

新規インストール時にファイルのパーミッション初期値を変更

「実行モジュール格納ディレクトリ(bin)」配下のファイルの初期値を以下のように変更します。

  • api/ libhulapi.a、hulft-main.infの初期値 : “644”

  • その他のモジュールの初期値 : “755”

アップデート時にファイルのパーミッションを引き継ぎ

以下のファイルもパーミッションを引き継ぐようになりました。

  • システム動作環境設定ファイル(hulenv.conf)

  • CSV 環境設定ファイル(hulcsv.info)

  • 管理画面セキュリティファイル(huladm.info)

  • 要求受付定義ファイル(service.db)

 

詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。