一般ユーザでのHULFTの使用
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HULFTは原則スーパーユーザ(root)での運用を前提としておりましたが、一般ユーザでも運用できるように機能の見直しを行いました。
これによりスーパーユーザ(root)の権限を持たないユーザでも以下の操作が可能になりました。
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各デーモン(配信デーモン、集信デーモン、および要求受付デーモン)の起動と終了
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HULFT管理画面の操作
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HULFT操作コマンドおよびユーティリティの実行
また、権限の異なる複数のユーザでHULFTを操作できるようにするため、以下のようにファイルのアクセス権を変更しました。
「実行モジュール格納ディレクトリ(bin)」配下の以下のコマンドからs-bitを削除
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配信デーモンの起動コマンド(hulsndd)
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配信デーモンの終了コマンド(utlkillsnd)
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fifoファイルの再作成コマンド(utlkillsnd)
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集信キャンセルコマンド(utlrcan)
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集信状況表示コマンド(utlrdisp)
新規インストール時にファイルのパーミッション初期値を変更
「実行モジュール格納ディレクトリ(bin)」配下のファイルの初期値を以下のように変更します。
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api/ libhulapi.a、hulft-main.infの初期値 : “644”
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その他のモジュールの初期値 : “755”
アップデート時にファイルのパーミッションを引き継ぎ
以下のファイルもパーミッションを引き継ぐようになりました。
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システム動作環境設定ファイル(hulenv.conf)
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CSV 環境設定ファイル(hulcsv.info)
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管理画面セキュリティファイル(huladm.info)
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要求受付定義ファイル(service.db)
詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。