データ転送方法の選択による転送速度の向上
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データ転送方法(電文転送タイプ)に転送速度優先モードを追加しました。転送速度優先モードと従来の転送方法である異常検知優先モードを、ユーザの環境に合わせて設定できます。転送速度優先モードを選択すると、高速なネットワーク環境、大容量のデータ転送における転送速度の向上が図れます。
HULFT Ver.7以降を新規にインストールした場合、転送速度優先モードを使用するように設定されます。
転送速度優先モードで転送速度を向上するためには、転送ブロックサイズをHULFT使用環境におけるネットワークの最適値に設定する必要があります。
ネットワーク環境によっては、異常検知優先モードよりも転送速度優先モードの方が、転送速度が遅くなる場合があります。

図2.1 データ転送方法
転送速度優先モードを使用するには、配信側ホストと集信側ホストのどちらもHULFT Ver.7以降、HULFT-HUBを利用する場合は経由するHUB-ServerがVer.2.2以降である必要があります。下位バージョンのHULFTを使用した場合は、異常検知優先モードで転送されます。
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転送速度優先モードを選択しているにもかかわらず転送速度が改善されない場合は、転送にかかわる設定を変更する必要があります。詳細は「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
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Ver.7以降にバージョンアップすると、転送速度優先モードを使用するように設定されます。Ver.7未満の動作を継続したい場合は、電文転送タイプを異常検知優先モードに変更してください。