集信側起動のファイル転送の場合

集信側ホストからファイル転送を行う流れについて説明します。ここでは、ジョブの起動やコード変換などの設定をせずに、ファイル転送する場合を説明します。

(1) 準備

配信側ホストで配信するファイルを準備し、管理情報でファイルIDや配信ファイル、相手ホストなどの転送条件を設定します。集信側ホストでは、集信ファイルの格納先を確保し、管理情報でファイルIDや集信ファイル、相手ホストなどの集信条件を設定します。配信側起動のファイル転送と同様の準備です。

配信側ホストの操作
  • 要求受付システムの起動

  • 配信するファイルの準備

  • ファイル転送に必要なシステム管理情報の登録

  • 配信システムの起動

集信側ホストの操作
  • 集信するファイルの格納先の確保

  • ファイル転送に必要なシステム管理情報の登録

  • 集信システムの起動

(2) 送信要求の発行

集信側ホストで「送信要求」を発行すると、ファイルが転送されます。

配信側ホストでの操作は不要です。

配信側ホストの操作
  • なし

集信側ホストの操作
  • 「送信要求」の発行

図1.9 送信要求の発行

(3) 確認

転送終了後、集信側ホストで集信履歴を参照し、集信処理が完了したことを確認します。

同様に、配信側ホストで配信履歴を参照し、配信処理が完了したことを確認します。

配信側ホストの操作
  • 配信履歴の確認

集信側ホストの操作
  • 集信履歴の確認