配信多重度

複数の配信処理を同時に行う場合、実行する配信の数を制限できます。同時に実行できる配信処理の最大数を「配信多重度」で設定します。

 

同時に実行する配信処理が多いほど、システムや回線への負荷が大きくなります。システムの運用に合わせて「配信多重度」を設定することにより、システムや回線への負荷を軽減できます。

配信多重度を超えて起動した場合、処理は配信待ちとして扱われ、転送の開始が保留されます。

図2.10 配信多重度

配信多重度は、システム全体の多重度と相手ホスト別の多重度を設定できます。

システム全体の多重度は配信多重度といい、「システム動作環境設定」で設定します。

システム動作環境設定は、HULFT管理画面またはシステム動作環境設定ファイルで設定できます。

 

相手ホスト別の多重度はホスト別配信多重度といい、「詳細ホスト情報」で設定します。

詳細ホスト情報は、HULFT管理画面またはコマンドで設定できます。