集信多重度

複数の集信処理を同時に行う場合、実行する集信の数を制限できます。同時に実行できる集信処理の最大数を集信多重度で設定します。

 

同時に実行する集信処理が多いほど、システムや回線への負荷が大きくなります。システムの運用に合わせて集信多重度を設定することにより、システムや回線への負荷を軽減できます。

集信多重度を超えて起動した場合、処理は集信多重度エラーとして扱われ、配信側ホストとの接続を切断します。

図2.17 集信多重度

集信多重度エラーが通知された場合、配信側ホストは自動的に集信側ホストに再接続できます。

自動的に再接続するには、システム動作環境設定の以下の項目を設定します。

機種

システム動作環境設定

HULFT for Windows

集信多重度オーバーリトライ(rcvover_rty)

HULFT for UNIX/Linux

HULFT for IBMi

集信多重度オーバーリトライ(RCVOVER_RTY)

HULFT for zOS

集信多重時のオーバーリトライ(RCVOVERRTY)

HULFT for MSP

集信多重度オーバリトライ(RCVOVER-RTY)

HULFT for XSP