操作ログの出力
自ホスト内のコマンドの実行やファイルアクセスで、誰が何を行ったのかという記録を残し、出力できます。この機能を「操作ログの出力」といいます。
不審な履歴が見つかったり、管理情報に不適切な値が設定されていたりした場合、操作ログを調べると、不正なアクセスや設定ミスを特定できます。
操作ログの種類
操作ログは、以下の場合に出力されます。
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HULFTシステムに要求が発行された場合
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HULFTシステムのコマンドが実行された場合
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HULFTシステムがシステムファイルにアクセスした場合

図2.49 操作ログ
HULFTシステムに要求が発行された場合、およびHULFTシステムのコマンドが実行された場合に出力される操作ログを「コマンド実行ログ」といいます。
HULFTシステムがシステムファイルにアクセスした場合に出力される操作ログを「ファイルアクセスログ」といいます。
ユーザの通知
自ホストのユーザIDを接続先ホストおよび自ホストに通知して、操作ログに出力できます。この機能を「ユーザの通知」といいます。
ユーザの通知は、「詳細ホスト情報」で設定します。詳細ホスト情報は、HULFT管理画面またはコマンドで設定できます。

図2.50 ユーザの通知
操作ログの自動切り替え
操作ログファイルが一定のサイズになった場合、自動でファイルをバックアップできます。この機能を「操作ログの自動切り替え」といいます。
操作ログの自動切り替えは、システム動作環境設定の操作ログ自動切り替えサイズと操作ログ切り替え世代管理数で設定します。

図2.51 操作ログの自動切り替え
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操作ログは手動でも切り替えられます。
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HULFT for zOSおよびHULFT for MSPの場合、世代別データ・グループ(GDG)を使用して操作ログのバックアップを行います。
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HULFT for XSPの場合、世代ファイル機能を使用して操作ログのバックアップを行います。