シフトコードの変換規則

シフトコードとは、1バイトコードと2バイトコードを区別するために、EBCDIC系コードセットで使用される制御文字の1種です。

ASCII系コードセットでは、1バイトコードと2バイトコードをコードの値で区別するため、シフトコードは使用されません。

= 備考 =

HULFTでは2バイトコードの始まりを意味するシフトコードを「シフトアウト(SO)」、2バイトコードの終わりを意味するシフトコードを「シフトイン(SI)」と表記しています。

ASCII系コードセットからEBCDIC系コードセットへ変換する際は、シフトコードを付加するとレコード長が増えます。

逆にEBCDIC系コードセットからASCII系コードセットへ変換する際は、シフトコードをカットするとレコード長が減ります。

このようなレコード長の増減が起こらないように、配信管理情報のシフトコードの扱いを設定することができます。

なお、シフトコードの扱いは配信管理情報のコード変換の設定にかかわらず、配信側ホストで設定します。

= 備考 =
  • 配信側ホストの転送コードセットがASCII系コードセットの場合は、シフトコードの扱いに“Y(付加する)”または“N(付加しない)”を選択できます。

    シフトコードの扱いは、集信側ホストがEBCDIC系コードセットの場合のみ設定が使用されます。

  • 配信側ホストの転送コードセットがEBCDIC系コードセットの場合は、シフトコードの扱いに“C(カットする)”または“S(スペースに変換)”を選択できます。

    シフトコードの扱いは、集信側ホストがASCII系コードセットの場合のみ設定が使用されます。