変換可能なコードセットの組み合わせ
HULFTでは、日本語を扱うコードセットと中国語を扱うコードセットの間で転送した場合、エラーとなります。
ただし、UTF-8については、どの国のデータも扱えるため、すべてのコードセットと変換可能です。
また、GB18030は、UNICODEのすべての文字を含んでいますが、HULFTでは中国語コードセット変換でのみ使用できます。
以下に、HULFTで変換可能なコードセットの組み合わせについて示します。
表1.13 および表1.14 で「〇:変換可能」となっている組み合わせの場合のみコード変換できます。
配信側ホストの |
集信側ホストの転送コードセット |
||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Shift-JIS |
EUC-JP |
UTF-8 |
IBM漢字 |
富士通漢字(JEF) |
日立漢字(KEIS) |
NEC漢字 |
|
Shift-JIS |
- |
○(*1) |
○(*1) |
○ |
○ |
○ |
○ |
EUC-JP |
○(*1) |
- |
○(*1) |
○ |
○ |
○ |
○ |
UTF-8 |
○(*1) |
○(*1) |
- |
○ |
○ |
○ |
○ |
IBM漢字 |
○ |
○ |
○ |
- |
○(*2) |
○(*2) |
○(*2) |
富士通漢字(JEF) |
○ |
○ |
○ |
○(*2) |
- |
○(*2) |
○(*2) |
日立漢字(KEIS) |
○ |
○ |
○ |
○(*2) |
○(*2) |
- |
○(*2) |
NEC漢字(JIPS(E)) |
○ |
○ |
○ |
○(*2) |
○(*2) |
○(*2) |
- |
○ |
: |
変換可能 |
- |
: |
無変換 |
*1 |
: |
日本語コードセット変換の場合、異なるASCII系コードセット間では、1バイトコード変換で半角カタカナの変換が行われます。 |
*2 |
: |
システム動作環境設定のEBCDICコード間変換が有効な場合、配信側と集信側のEBCDICセットが異なると変換が行われます。 |
配信側ホストの |
集信側ホストの転送コードセット |
||
---|---|---|---|
UTF-8 |
GB18030 |
IBM簡体字 |
|
UTF-8 |
- |
○ |
○ |
GB18030 |
○ |
- |
○ |
IBM簡体字 |
○ |
○ |
- |
○ |
: |
変換可能 |
- |
: |
無変換 |
-
中国語のコードセットの変換は、配信側ホストも集信側ホストもHULFT Ver.8.1以降の場合のみサポートしています。
-
HULFT for zOSでシステム動作環境設定の転送コードセットに“8(UTF-8)”を指定した場合、HULFT for zOSではコード変換できません。
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転送するファイルのコードセットにIBM簡体字を設定できるのは、HULFT for IBMiの場合だけです。
-
IBM簡体字を使用する場合、組み合わせて使用できるEBCDICのコードセットは中国語簡体字拡張のみとなります。