配信側変換と集信側変換の自動切り替え

配信側ホストと集信側ホストがどちらもHULFT Ver.8.4以降の場合、HULFTが自動的に変換するホストを切り替え、配信管理情報のコード変換の設定とは異なるホストでコード変換を行う場合があります。

配信側変換を集信側変換に切り替える場合

以下のどちらかの条件にあてはまる場合、集信側ホストで変換可能なら、コード変換に“配信側”を設定していても集信側ホストでコード変換が行われます。

  • 配信側ホストのコードセットを配信側ホストで変換できない

  • 配信側ホストより集信側ホストが上位バージョンで、集信側ホストのコードセットに配信側ホストが未対応である(簡易転送の場合のみ)

管理情報を使用する転送の場合、下位バージョンである配信側ホストでは詳細ホスト情報に集信側ホストの転送コードセットを指定できないので、集信側ホストが未対応のコードセットを使用していると判断できず、コード変換の設定のまま配信側変換を行います。

集信側変換を配信側変換に切り替える場合

以下のどちらかの条件にあてはまる場合、配信側ホストで変換可能なら、コード変換に“集信側”を設定していても配信側ホストでコード変換が行われます。

  • 集信側ホストのコードセットを集信側ホストで変換できない

  • 集信側ホストより配信側ホストが上位バージョンで、配信側ホストのコードセットに集信側ホストが未対応である

コード変換可能な組み合わせについては、「利用可能なコード変換の組み合わせについて」を参照してください。

= 備考 =
  • ASCII系コードセットの場合、上記のコードセットは転送コードセットを意味します。

    EBCDIC系コードセットの場合、上記のコードセットは転送コードセットとEBCDICセットの組み合わせを意味します。

  • 簡易転送では、配信管理情報のコード変換ではなくシステム動作環境設定の簡易転送コード変換でコード変換を行うホストを指定します。