転送ファイルのコードセットがUTF-8の場合の機能制限

(1) 下位バージョンへ配信する場合

以下の組み合わせでファイル転送を行った場合の、コード変換の制限について説明します。

配信側ホスト

HULFT Ver.8.1以降

システム動作環境設定の転送コードセットに「UTF-8」を設定

集信側ホスト

HULFT Ver.8.1未満

表3.1 配信時の制限(転送コードセット:UTF-8)

転送タイプ

コード変換先

集信側ホスト(*1)

UTF-8とのコード変換に対応

UTF-8とのコード変換に未対応

バイナリ転送

テキスト転送、フォーマット転送、マルチフォーマット転送(*2)

配信側変換

○(*3)

○(*3)

集信側変換

×

無変換

:

コード変換できる

×

:

コード変換できない

*1

:

UTF-8と他のコードセットとのコード変換に対応しているHULFT製品およびバージョンは、以下のとおりです。

  • HULFT for Windows Ver.7.0.0以降

  • HULFT for UNIX/Linux Ver.7.0.0以降

  • HULFT for NSK Ver.7.0.0以降

  • HULFT for IBMi Ver.7.0.0以降

  • HULFT for Mainframe Ver.7.2.0以降

上記以外のHULFT製品は、UTF-8のコード変換には対応していません。

*2

:

HULFT8 for zOSまたはHULFT8 for IBMiから配信する場合は、バイナリ転送のみサポートしています。

*3

:

HULFT Ver.8.1以降でもHULFT for zOSではコード変換できません。

(2) 下位バージョンから集信する場合

以下の組み合わせでファイル転送を行った場合の、コード変換の制限について説明します。

配信側ホスト

HULFT Ver.8.1未満

集信側ホスト

HULFT Ver.8.1以降

システム動作環境設定の転送コードセットに「UTF-8」を設定

表3.2 集信時の制限(転送コードセット:UTF-8)

転送タイプ

コード変換先

配信側ホスト(*1)

UTF-8とのコード変換に対応

UTF-8とのコード変換に未対応

バイナリ転送

テキスト転送、フォーマット転送、マルチフォーマット転送(*2)

配信側変換

×

集信側変換

○(*3)

○(*3)

無変換

:

コード変換できる

×

:

コード変換できない

*1

:

UTF-8と他のコードセットとのコード変換に対応しているHULFT製品およびバージョンは、以下のとおりです。

  • HULFT for Windows Ver.7.0.0以降

  • HULFT for UNIX/Linux Ver.7.0.0以降

  • HULFT for NSK Ver.7.0.0以降

  • HULFT for IBMi Ver.7.0.0以降

  • HULFT for Mainframe Ver.7.2.0以降

上記以外のHULFT製品は、UTF-8のコード変換には対応していません。

*2

:

HULFT8 for zOSまたはHULFT8 for IBMiで集信する場合は、バイナリ転送のみサポートしています。

*3

:

HULFT Ver.8.1以降でもHULFT for zOSではコード変換できません。

(3) 下位バージョンで結合ファイル分解する場合

以下の組み合わせで複数ファイル結合および結合ファイル分解を行った場合の、コード変換の制限について説明します。

結合側ホスト

HULFT Ver.8.1以降

システム動作環境設定の転送コードセットに「UTF-8」を設定

分解側ホスト

HULFT Ver.8.1未満

表3.3 分解時の制限(転送コードセット:UTF-8)

ファイルタイプ

分解側ホスト(*1)

UTF-8とのコード変換に対応

UTF-8とのコード変換に未対応

バイナリ形式

テキスト形式、フォーマット形式、マルチフォーマット形式(*2)

×

:

コード変換できる

×

:

コード変換できない

*1

:

UTF-8と他のコードセットとのコード変換に対応しているHULFT製品およびバージョンは、以下のとおりです。

  • HULFT for Windows Ver.7.0.0以降

  • HULFT for UNIX/Linux Ver.7.0.0以降

  • HULFT for NSK Ver.7.0.0以降

  • HULFT for IBMi Ver.7.0.0以降

  • HULFT for Mainframe Ver.7.2.0以降

上記以外のHULFT製品は、UTF-8のコード変換には対応していません。

*2

:

HULFT8 for zOSまたはHULFT8 for IBMiで結合する場合は、バイナリ形式のみサポートしています。

(4) 下位バージョンで複数ファイル結合する場合

以下の組み合わせで複数ファイル結合および結合ファイル分解を行った場合の、コード変換の制限について説明します。

結合側ホスト

HULFT Ver.8.1未満

分解側ホスト

HULFT Ver.8.1以降

システム動作環境設定の転送コードセットに「UTF-8」を設定

表3.4 結合時の制限(転送コードセット:UTF-8)

ファイルタイプ

結合側ホスト(*1)

UTF-8とのコード変換に対応

UTF-8とのコード変換に未対応

バイナリ形式

テキスト形式、フォーマット形式、マルチフォーマット形式

○(*2)

○(*2)

:

コード変換できる

×

:

コード変換できない

*1

:

UTF-8と他のコードセットとのコード変換に対応しているHULFT製品およびバージョンは、以下のとおりです。

  • HULFT for Windows Ver.7.0.0以降

  • HULFT for UNIX/Linux Ver.7.0.0以降

  • HULFT for NSK Ver.7.0.0以降

  • HULFT for IBMi Ver.7.0.0以降

  • HULFT for Mainframe Ver.7.2.0以降

上記以外のHULFT製品は、UTF-8のコード変換には対応していません。

*2

:

分解側ホストがHULFT Ver.8.1以降でもHULFT for zOSではコード変換できません。