配信ストレージ管理情報の項目一覧(Amazon S3)
Amazon S3の配信ストレージ管理情報の入出力ファイルの項目は以下のとおりです。
項目一覧
項目名 |
キー |
値の形式 |
備考 |
---|---|---|---|
配信ストレージ管理情報の配列 |
snd_info |
array |
|
ID |
id |
string |
3~63バイト以内 |
バケット名 |
bucket |
string |
3~255バイト以内 |
ストレージタイムアウト |
timeout |
number |
単位:秒 |
1転送あたりの最大並列数 |
parallels |
number |
2~999 |
パートサイズ |
partsize |
number |
5~100 |
使用リージョン |
default_region |
string |
1~255バイト以内 |
エンドポイントのURL |
endpoint_url |
string |
4~255バイト以内 |
ストレージ認証情報ID |
auth_id |
string |
3~63バイト以内 |
各項目の説明
-
配信ストレージ管理情報の配列(snd_info)
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配信ストレージ管理情報の配列(省略不可)
配信ストレージ管理情報の配列です。
配信ストレージ管理情報の各項目については、この配列の中にIDごとに情報を記載します。
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ID(id)
-
ID(省略不可)
配信ストレージ管理情報IDです。
3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。
= 備考 =配信ストレージ管理情報IDには、バケット名を指定することをお勧めします。配信履歴には、配信管理情報のファイル名に指定した配信ストレージ管理情報IDつまりバケット名が表示されます。
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バケット名(bucket)
-
バケット名(省略可)
転送ファイルのダウンロード元のバケット名です。
管理情報のインポートを行う場合、バケット名は「ID」で配信ストレージ管理情報IDとして指定し、「バケット名」では指定しないことをお勧めします。同一のバケット名に対して、別の転送設定を行いたい場合などに指定してください。
3バイトから255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には「ID」で指定したストレージ管理情報IDがバケット名として使用されます。
なお、アクセスポイントを使用する場合は、以下のいずれかの値を指定してください。
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アクセスポイントのAmazon Resource Name(ARN)
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アクセスポイントのエイリアス
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
-
-
ストレージタイムアウト(timeout)
-
ストレージタイムアウト(秒)(省略可)
HTTPリクエストのタイムアウトになるまでの時間です。
管理情報のインポートを行う場合、"10"~"259200"の範囲または"999999"で指定します。"999999"を指定すると無限待ちとなります。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
-
1転送あたりの最大並列数(parallels)
-
1転送あたりの最⼤並列数(省略可)
1つのファイル転送で並列ダウンロードできる最大数です。
管理情報のインポートを行う場合、"2"~"999"の範囲で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
= 備考 =1転送あたりの最大並列数は、クラウドストレージシステム動作環境設定のダウンロード全体並列数より大きい値を設定しても、このダウンロード全体並列数に制限されます。
ダウンロード全体並列数以下になるように設定してください。
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パートサイズ(partsize)
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パートサイズ(MB)(省略可)
1回の並列ダウンロードあたりのパートのサイズです。
管理情報のインポートを行う場合、"5"~"100"の範囲で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
注意パートサイズを、未設定の場合の値の“5”を超えた値に変更すると、動作環境によってはシステムに高負荷がかかる場合があります。パートサイズを変更する場合は、ご注意ください。
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使用リージョン(default_region)
-
使用リージョン(省略可)
AWS接続時に使⽤するリージョンです。
管理情報のインポートを行う場合、255バイト以内のASCII印字可能文字で指定します。
使用できるリージョンについては、「動作確認済みリージョン一覧」で確認してください。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
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エンドポイントのURL(endpoint_url)
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エンドポイントのURL(省略可)
AWS接続時にリクエストを送信するエンドポイントのURLです。
管理情報のインポートを行う場合、255バイト以内のASCII印字可能文字で指定します。
「http://」または「https://」から始まる形式で、指定してください。
例)https://bucket.vpce-1a2b3c4d-5e6f.s3.us-east-1.vpce.amazonaws.com
URLを大文字で指定した場合、小文字に変換してAWS接続を行います。
なお、“none”を設定した場合、AWSの標準のS3エンドポイントが転送時に使用されます。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
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ストレージ認証情報ID(auth_id)
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ストレージ認証情報ID(省略可)
配信ストレージ管理情報に紐づけたいストレージ認証情報のIDです。
管理情報のインポートを行う場合、3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはデフォルト情報の設定値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。