ストレージ認証情報のデフォルト情報の項目一覧(Azure Blob Storage)
Azure Blob Storageのストレージ認証情報の入出力ファイルの項目は以下のとおりです。
項目一覧
項目名 |
キー |
値の形式 |
備考 |
---|---|---|---|
ストレージ認証情報の配列 |
auth_info |
array |
|
デフォルト情報 |
default |
boolean |
|
Azureストレージアカウント |
storage_account |
string |
1~255バイト以内 |
AzureストレージSASトークン |
storage_sas_token |
string |
1~255バイト以内 |
Azureストレージキー |
storage_key |
string |
1~255バイト以内 |
マネージドID有効化 |
enable_managed_id |
boolean |
|
各項目の説明
管理情報のインポートを行う場合、「マネージドID有効化」を指定した際は、必ず「Azureストレージアカウント」を指定してください。また、「AzureストレージSASトークン」および「Azureストレージキー」は指定できません。
AzureストレージSASトークンおよびAzureストレージキーのどちらかを使用する認証を「共有キー認証」と呼びます。
「共有キー」認証を行う場合、AzureストレージアカウントまたはAzureストレージSASトークンのどちらかを設定してください。
両方設定した場合は、AzureストレージSASトークンの値が使用されます。
AzureストレージSASトークンまたはAzureストレージキーを使用する認証の「共有キー認証」と「マネージドID有効化」の使用優先順位については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。
-
ストレージ認証情報の配列(auth_info)
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ストレージ認証情報の配列(省略不可)
ストレージ認証情報の配列です。
ストレージ認証情報の各項目については、この配列の中にIDごとに情報を記載します。
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デフォルト情報(default)
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デフォルト情報(省略不可)
ストレージ管理情報のデフォルト情報です。
管理情報のインポートを行う場合、“true”を指定してください。
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Azureストレージアカウント(storage_account)
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Azureストレージアカウント(省略可)
Microsoft Azureに接続するために、アップロードするユーザのストレージアカウント名です。
管理情報のインポートを行う場合、255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_ACCOUNT)に設定した値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
-
AzureストレージSASトークン(storage_sas_token)
-
AzureストレージSASトークン(省略可)
Microsoft Azureに接続するために、アクセス制御のためのトークンです。
管理情報のインポートを行う場合、255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_SAS_TOKEN)に設定した値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
-
Azureストレージキー(storage_key)
-
Azureストレージキー(省略可)
Microsoft Azureに接続するために、クラウドサービスから提供されるAzureストレージキーです。
管理情報のインポートを行う場合、255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_KEY)に設定した値が使用されます。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
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マネージドID有効化(enable_managed_id)
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マネージドID有効化(省略可)
Microsoft Azureに接続する際、Azureリソース(Azure VM)のマネージドIDを使用した認証を有効にするかどうかを指定します。
管理情報のインポートを行う場合、マネージドIDを有効化する場合は“true”を指定してください。マネージドIDを使用した認証が有効となります。この場合、Azure Active Directory(Azure AD)に紐づけられている認証情報を使用します。
省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはマネージドIDは無効となります。
管理情報のエクスポートを行う場合、値が登録されていると出力されます。
登録されていない場合、何も出力されません。
= 備考 =HULFTおよびHULFT クラウドストレージオプションがAzureリソース(Azure VM)以外の環境にインストールされている場合、マネージドIDを有効にすると転送時にエラーとなります。