システム動作環境設定
タイムアウトの設定
並列ダウンロード数が最大数に達した場合、後続のダウンロードは先行するダウンロードが1つ以上終了して並列ダウンロード数に空きが出るまで待機します。このとき、待機時間が長いとHULFTとの通信でのタイムアウトになります。このタイムアウトになるまでの時間には、以下の値が使用されます。
集信側ホストが指定した無通信タイムアウト値(*1) - 減算値(*2) (単位:秒)
*1 |
: |
配信ファイルのオープン処理およびクローズ処理のタイミングでは、集信側ホストが指定した無通信タイムアウト値が不明なため、配信側ホストが指定した無通信タイムアウト値となります。 |
*2 |
: |
減算値は以下のいずれかで値が小さい方を採用します。
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無通信タイムアウトは以下のように指定します。
配信側ホスト |
設定 |
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HULFT for zOS |
システム動作環境設定の「集信ソケットリード待ち時間(RCV-TIMEOUT)」 (秒) |
HULFT for MSP |
TISPのISP動作環境のTCMTIMEパラメータ (分) |
HULFT for XSP |
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HULFT for IBMi |
システム動作環境設定の「ソケットリードタイムアウト(SOCKTIME)」 (秒) |
HULFT for UNIX/Linux |
システム動作環境設定の「ソケット通信応答待ち時間(socktime)」 (秒) |
HULFT for NSK |
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HULFT for Windows |
システム動作環境設定の「ソケットリードタイムアウト(socktime)」 (秒) |
オブジェクトストレージからのダウンロードで頻繁にタイムアウトエラーが発生する場合は、集信側ホストの無通信タイムアウトの設定を見直してください。