ストレージ管理情報のデフォルト情報の登録コマンド(Azure Blob Storage)

Azure Blob Storageでの配信ストレージ管理情報または集信ストレージ管理情報のデフォルト情報をクラウドストレージDBに登録します。

ストレージ管理情報のデフォルト情報の登録コマンド

utlbsinfoadd [COMMON-OPTIONS] -t {snd|rcv} --default [MANAGEMENT-OPTIONS]

パラメータ説明

[COMMON-OPTIONS]

ユーティリティで共通のオプションです。

-f, --force

確認の省略(省略可)

登録する情報の確認を行わずに情報が登録されます。

省略すると、配信ストレージ管理情報または集信ストレージ管理情報のデフォルト情報を登録する前に以下の確認のメッセージが表示されます。

Are you sure to register? [y/n]:

“y”または”Y”を入力すると、コマンドで指定した配信ストレージ管理情報または集信ストレージ管理情報のデフォルト情報が登録されます。

“y”または”Y”以外を入力した場合、エラーで終了されます。

[REQUIRED]

省略できないパラメータです。

-t, --type {snd|rcv}

管理情報の種別(省略不可)

登録したい配信ストレージ管理情報または集信ストレージ管理情報のデフォルト情報の種別を指定します。

snd

: 配信ストレージ管理情報

rcv

: 集信ストレージ管理情報

--default

デフォルト情報の変更(省略不可)

ストレージ管理情報の種別に配信ストレージ管理情報を指定すると、配信ストレージ管理情報のデフォルト情報が登録されます。

ストレージ管理情報の種別に集信ストレージ管理情報を指定すると、集信ストレージ管理情報のデフォルト情報が登録されます。

[MANAGEMENT-OPTIONS]

配信ストレージ管理情報または集信ストレージ管理情報を設定するオプションです。

--timeout SEC

ストレージタイムアウト(秒)(省略可)

HTTPリクエストのタイムアウトになるまでの時間を指定します。

"10"~"259200"の範囲または"999999"で指定します。"999999"を指定すると無限待ちとなります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には固定値(300秒)が使用されます。

--parallels NUM

1転送あたりの最⼤並列数(省略可)

1つのファイル転送で並列アップロードまたは並列ダウンロードできる最大数を指定します。

ストレージ管理情報の種別に集信ストレージ管理情報を指定した場合は並列アップロードの最大数を指定します。配信ストレージ管理情報を指定した場合は並列ダウンロードの最大数を指定します。

"2"~"999"の範囲で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には固定値(32)が使用されます。

= 備考 =

1転送あたりの最大並列数は、以下のとおりクラウドストレージ動作環境設定の全体並列数に制限されます。

  • クラウドストレージシステム動作環境設定のアップロード全体並列数より大きい値を設定しても、このアップロード全体並列数に制限されます。アップロード全体並列数以下になるように設定してください。

  • クラウドストレージシステム動作環境設定のダウンロード全体並列数より大きい値を設定しても、このダウンロード全体並列数に制限されます。ダウンロード全体並列数以下になるように設定してください。

--partsize MBYTES

パートサイズ(MB)(省略可)

1回の並列アップロードまたは並列ダウンロードあたりのパートのサイズを指定します。

"5"~"100"の範囲で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には固定値(5MB)が使用されます。

注意

パートサイズを、未設定の場合の値の“5”を超えた値に変更すると、動作環境によってはシステムに高負荷がかかる場合があります。パートサイズを変更する場合は、ご注意ください。

--auth-id ID

ストレージ認証情報ID(省略可)

配信ストレージ管理情報まはた集信ストレージ管理情報に紐づけたいストレージ認証情報のIDを指定します。

3バイトから63バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

半角スペース、「/」、「*」の文字が含まれていた場合はエラーとなります。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはストレージ認証情報のデフォルト情報の設定値が使用されます。

補足

  • 以下のように、パラメータと設定値の間にはスペースまたはイコール(=)のどちらでも指定できます。

      --parameter Value
      --parameter=Value

  • パラメータに「-h」または「--help」を指定すると、Usageが表示されます。