システム動作環境設定

(1) HULFT暗号オプションを使用する場合

HULFT 暗号オプションを使用するには、システム動作環境設定の項目を以下のように設定する必要があります。

 

機種

システム動作環境設定の設定項目

設定値

HULFT8 for UNIX/Linux

暗号化方式(ciphertype)

1

HULFT8 for Windows

暗号化方式(ciphertype)

1

HULFT8 for IBMi

暗号化方式(CIPHERTYPE)

1

HULFT8 for zOS

暗号化方式(CIPHERTYPE)

1

HULFT8 for MSP

暗号化方式(CIPHERTYPE)

1

HULFT8 for XSP

暗号化方式(CIPHERTYPE)

1

HULFT 暗号オプションを使用する場合は、必ず上記の設定を“1”に変更してください。

HULFT 暗号オプションを使用しない場合は、必ず上記の設定を“0”に変更してください。

 

HULFT 暗号オプションが有効なプロダクトキーを使用し、HULFTの新規インストールまたはアップデートインストールを実施すると、自動的にシステム動作環境設定の暗号化方式の設定値は"1"となります。

以下の場合は、システム動作環境設定の暗号化方式の設定値が正しいかどうかを確認してください。

  • HULFT 暗号オプションが無効のライセンスから、HULFT 暗号オプションが有効のライセンスに切り替えた場合

  • HULFT 暗号オプションが有効のライセンスから、HULFT 暗号オプションが無効のライセンスに切り替えた場合

 

(2) 高強度暗号強制モードを使用する場合

高強度暗号強制モードを使用するには、システム動作環境設定の項目を以下のように設定する必要があります。

機種

システム動作環境設定の設定項目

設定値

HULFT8 for UNIX/Linux

高強度暗号強制モード(strongkeymode)

1

HULFT8 for Windows

高強度暗号強制モード(strongkeymode)

1

HULFT8 for IBMi

高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)

1

HULFT8 for zOS

高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)

1

HULFT8 for MSP

高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)

1

HULFT8 for XSP

高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)

1

高強度暗号強制モードを使用する場合は、自ホストおよび相手ホストが以下の設定であることを確認してください。

  • HULFT8 暗号オプション(AES)が導入されているホストで、システム動作環境設定の暗号化方式の設定値が“1”に指定されていること

  • システム動作環境設定の高強度暗号強制モードの設定値が“1”に指定されていること

 

高強度暗号強制モードを使用しない場合は、自ホストおよび相手ホストのシステム動作環境設定の高強度暗号強制モードを無効にしてください。

 

HULFTを新規インストールした場合、システム動作環境設定の高強度暗号強制モードの設定値は“0”となります。

HULFT8 暗号オプション(AES)が有効なプロダクトキーでインストールし、高強度暗号強制モードを使用する場合は、システム動作環境設定の高強度暗号強制モードの設定値を“1”に変更してください。

 

HULFTをアップデートインストールした場合は、システム動作環境設定の高強度暗号強制モードの設定値は引き継がれるため、設定値の変更は必要ありません。

 

以下の場合は、システム動作環境設定の高強度暗号強制モードの設定値は引き継がれません。設定値には“0”が初期値として指定されます。

  • Ver.8.4.0未満からのアップデートインストールの場合

  • プロダクトキー更新の場合

導入後に高強度暗号強制モードの設定値を確認してください。