配信業務の登録方法
配信処理を行うための登録情報
配信処理を行う場合、あらかじめ管理情報を集配信管理ファイルに登録しておく必要があります。管理情報の各項目の詳細は、以下を参照してください。
HULFT10 for zOS オペレーション マニュアル :
どのような情報を登録するかの概略と各情報の関連を図2.5 で説明します。
1) 配信管理情報
配信業務の管理情報の中で、中心となる情報です。配信側ホストの配信管理情報のファイルIDは、集信側ホストの集信管理情報のファイルIDと対応させて登録する必要があります。
配信管理情報には、配信ファイルの属性や転送条件などの配信処理に必要な情報を登録します。
2) ジョブ起動情報
配信の開始前に実行する配信前ジョブや、配信が終了したときに実行する配信後ジョブの情報を登録します。配信後ジョブには、配信が正常終了したときに起動される正常時ジョブと、配信が異常終了したときに起動される異常時ジョブがあります。1つのジョブIDに複数のジョブを登録すると、ジョブ起動情報に記載された順にジョブが実行されます。配信前ジョブおよび配信後ジョブを使用しない場合、ジョブ起動情報の登録は不要です。
3) 詳細ホスト情報
集信側ホストの情報を登録します。
4) 転送グループ情報
詳細ホスト情報に登録した集信側ホストを、グループとして登録します。1つのグループに複数の集信側ホストを登録すると、同報配信できます。
5) フォーマット情報
配信ファイルのフォーマット情報を登録します。
フォーマット情報は、以下のファイルを配信ファイルとして使用する場合に登録します。
-
フォーマットが定義されているファイルで、項目ごとにコード変換またはデータ変換の必要があるファイル
-
CSV形式で集信するファイル
フォーマット転送およびマルチフォーマット転送を行う場合に、各レコードのフォーマット情報を登録します。
6) マルチフォーマット情報
配信ファイルのマルチフォーマット情報を登録します。
マルチフォーマット情報は、以下のファイルを配信ファイルとして使用する場合に登録します。
-
複数のフォーマットを持つファイル
-
CSV形式で集信するファイル
登録方法
端末からHULFT管理画面を使って管理情報を登録します。また、エディターで定義カードを作成して、バッチ処理で管理情報を登録する方法もあります。マネージャー接続機能を利用すると、HULFT Managerからも管理情報を登録できます。