システムファイルの編集

システムファイルの初期化、システムファイルの初期値設定、または操作ログファイルへのレコード出力件数の設定を行う方法を以下に示します。

プログラム名

XRCREATE

実行(EXECステートメント)パラメーター

{INITSET|OPLLIMIT=999999999}

INITSET

初期値設定

システムファイルの制御レコードの初期値設定のみを行います。

省略した場合は、システムファイルが初期化されます。

OPLLIMIT

操作ログファイルへのレコード出力件数(省略可)

操作ログファイルへのレコード出力件数を指定します。

“10”~“999999999”までの間で指定します。パラメーター自体を省略すると自動算出となります。

指定された件数の操作ログ初期化レコードと制御レコードが操作ログファイルに出力されます。データオーバーフローした場合はデータオーバーフローするまでの件数が出力件数となります。

= 備考 =
  • 操作ログファイルに出力される件数には、制御レコードの件数も含まれます。

  • 出力件数を超えて操作ログが出力された場合、操作ログファイルの自動切り替えが行われます。操作ログファイルの切り替え後、出力済みの操作ログファイルは初期化されます。操作ログの自動切り替えについての詳細は、「操作ログの自動切り替え」を参照してください。

システムファイルの初期化

集配信管理ファイル、詳細ホスト情報ファイル、集配信履歴ファイル、配信制御ファイル、操作ログファイルの初期化を同時に行います。

JCL例

システムファイルの初期化を行うJOBステートメントの例を示します。

//XRCREATE JOB CLASS=A,MSGCLASS=B                                               
//XRCREATE EXEC PGM=XRCREATE                                                    
//STEPLIB  DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR                                           
//XRLOG    DD DSN=HULFT.LOG,DISP=SHR                                            
//XRLOG1   DD DSN=HULFT.LOG.PATH1,DISP=SHR                                      
//XRLOG2   DD DSN=HULFT.LOG.PATH2,DISP=SHR                                      
//XRFILE   DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR                                           
//XRHOST   DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR                                           
//XRQUE    DD DSN=HULFT.QUEUE,DISP=SHR                                          
//XRCNTL   DD DSN=HULFT.SYSCNTL,DISP=SHR                                      
//XROPLF1  DD DSN=HULFT.OPLFILE1,DISP=SHR                                       
//XROPLF2  DD DSN=HULFT.OPLFILE2,DISP=SHR                                       
//XROPLC1  DD DSN=HULFT.OPLCMD1,DISP=SHR                                        
//XROPLC2  DD DSN=HULFT.OPLCMD2,DISP=SHR                                        
//                                                                              

DD名

項目名

説明

STEPLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリー

XRLOG

HULFT.LOG

集配信履歴ファイルIDキーファイル

XRLOG1

HULFT.LOG.PATH1

集配信履歴ホスト名キーファイル

XRLOG2

HULFT.LOG.PATH2

集配信履歴日付キーファイル

XRFILE

HULFT.FILE

集配信管理ファイル

XRHOST

HULFT.HOST

詳細ホスト情報ファイル

XRQUE

HULFT.QUEUE

配信制御ファイル

XRCNTL

HULFT.SYSCNTL

システム制御ファイル

XROPLF1

HULFT.OPLFILE1

ファイルアクセスログファイル1

XROPLF2

HULFT.OPLFILE2

ファイルアクセスログファイル2

XROPLC1

HULFT.OPLCMD1

コマンド実行ログファイル1

XROPLC2

HULFT.OPLCMD2

コマンド実行ログファイル2

注意
  • 各システムファイルにデータが存在する場合はすべて削除されます。もし必要ならばシステムファイルの退避(バックアップ)を取るようにしてください。

  • 1つのシステムファイルだけ初期化する場合は、初期化しないシステムファイルのDDステートメントに“DUMMY”を指定してください。(例://XRFILE   DD   DUMMY)

  • 集配信履歴ファイルの初期化を行った場合は、履歴件数情報付加プログラム(XRLOGCNT)も実行してください。

初期値設定

システム情報を削除しないで、制御レコードの初期値を設定します。

JCL例

システムファイルの制御レコードの初期値設定を行うJOBステートメントの例を示します。

//XRCREATE JOB CLASS=A,MSGCLASS=B                                               
//XRCREATE EXEC PGM=XRCREATE,PARM='INITSET'                                     
//STEPLIB  DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR                                           
//XRLOG    DD DSN=HULFT.LOG,DISP=SHR                                            
//XRLOG1   DD DSN=HULFT.LOG.PATH1,DISP=SHR                                      
//XRLOG2   DD DSN=HULFT.LOG.PATH2,DISP=SHR                                      
//XRFILE   DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR                                           
//XRHOST   DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR                                           
//XRQUE    DD DSN=HULFT.QUEUE,DISP=SHR                                          
//XRCNTL   DD DSN=HULFT.SYSCNTL,DISP=SHR                                      
//XROPLF1  DD DSN=HULFT.OPLFILE1,DISP=SHR                                       
//XROPLF2  DD DSN=HULFT.OPLFILE2,DISP=SHR                                       
//XROPLC1  DD DSN=HULFT.OPLCMD1,DISP=SHR                                        
//XROPLC2  DD DSN=HULFT.OPLCMD2,DISP=SHR                                        
//                                                                              

DD名

項目名

説明

STEPLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリー

XRLOG

HULFT.LOG

集配信履歴ファイルIDキーファイル

XRLOG1

HULFT.LOG.PATH1

集配信履歴ホスト名キーファイル

XRLOG2

HULFT.LOG.PATH2

集配信履歴日付キーファイル

XRFILE

HULFT.FILE

集配信管理ファイル

XRHOST

HULFT.HOST

詳細ホスト情報ファイル

XROPLF1

HULFT.OPLFILE1

ファイルアクセスログファイル1

XROPLF2

HULFT.OPLFILE2

ファイルアクセスログファイル2

XRQUE

HULFT.QUEUE

配信制御ファイル

XRCNTL

HULFT.SYSCNTL

システム制御ファイル

XROPLC1

HULFT.OPLCMD1

コマンド実行ログファイル1

XROPLC2

HULFT.OPLCMD2

コマンド実行ログファイル2

操作ログファイルへのレコード出力件数指定

操作ログファイルをファイル容量ではなく出力件数を優先して創成する場合、実行(EXECステートメント)パラメーターにレコード出力件数を指定します。

JCL例

操作ログファイルへのレコード出力件数を指定するJOBステートメントの例を示します。

//XRCREATE JOB CLASS=A,MSGCLASS=B                                               
//XRCREATE EXEC PGM=XRCREATE,PARM='OPLLIMIT=3000'                               
//STEPLIB  DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR                                           
//XRLOG    DD DUMMY                                                             
//XRLOG1   DD DUMMY                                                             
//XRLOG2   DD DUMMY                                                             
//XRFILE   DD DUMMY                                                             
//XRHOST   DD DUMMY                                                             
//XRQUE    DD DUMMY                                                             
//XRCNTL   DD DUMMY                                  
//XROPLF1  DD DSN=HULFT.OPLFILE1,DISP=SHR                                       
//XROPLF2  DD DSN=HULFT.OPLFILE2,DISP=SHR                                       
//XROPLC1  DD DSN=HULFT.OPLCMD1,DISP=SHR                                        
//XROPLC2  DD DSN=HULFT.OPLCMD2,DISP=SHR                                        
//                                                                              

DD名

項目名

説明

STEPLIB

HULFT.LOAD

HULFTロードモジュールライブラリー

XROPLF1

HULFT.OPLFILE1

ファイルアクセスログファイル1

XROPLF2

HULFT.OPLFILE2

ファイルアクセスログファイル2

XROPLC1

HULFT.OPLCMD1

コマンド実行ログファイル1

XROPLC2

HULFT.OPLCMD2

コマンド実行ログファイル2