HULFT-27807
配信側変換での配信で転送データの円マークの半角文字が、バックスラッシュの半角文字に変換される場合がある
- 現象
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配信側変換での配信で転送データの円マークの半角文字が、バックスラッシュの半角文字に変換される場合があります。
- 障害レベル
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A: 致命的
- 対象バージョン
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Ver.7.0.0~Ver.8.5.2A
- 修正バージョン
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Ver.10.2.0
- 発生条件
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以下の条件をすべて満たすと発生します。
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システム動作環境設定の転送コードセット(cs4trnsfr)に“SHIFT-JIS(S)”を指定
Ver.8.1.0未満の場合、転送コードセット(cs4trnsfr)の項目は存在せず、常に“SHIFT-JIS(S)”となります。
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配信管理情報のコード変換(KJCHNGE)に“配信側(S)”を指定
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配信管理情報のEBCDICセット(CODESET)に以下のいずれかを指定
自動(0) (*1)
IBM英小文字(E) (*2)
IBM英小文字拡張(F) (*3)
IBMカナ文字拡張(H) (*3)
*1
:
Ver.8.1.0以降で選択可能です。
EBCDICセットが自動の場合、詳細ホスト情報の転送コードセット(KCODETYPE)がが“IBM漢字(I)”の際、、EBCDICセットが“IBM英小文字拡張(F)”として変換されるため、事象が発生します。
*2
:
Ver.7.0.0以降で発生します。
*3
:
Ver.8.1.0以降で発生します。
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詳細ホスト情報に登録した集信側ホストの転送コードセット(KCODETYPE)に以下のいずれかを指定
JEF(J)
IBM漢字(I)
KEIS(K)
NEC(N)
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配信ファイルのデータに円マークの半角文字が含まれる
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- 代替方法
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ありません。
- 修正後
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円マークの半角文字が、正しく円マークの半角文字に変換されます。
ただし、Ver.10.2.0より詳細ホスト情報の転送コードセット(KCODETYPE)にKEISおよびNEC漢字の指定ができなくなりました。
このため、KEISまたはNEC漢字の変換に関しては修正されていません。