スケジューラ

表C.9 スケジューラに関するトラブル

症状

点検

指定したスケジュールが、正しくスケジューリングされない

以下のことを確認してください。

  • スケジュール情報の休日処理の設定が“実行しない（0）”になっていませんか？

    “実行しない（0）”を設定している場合、休日にはスケジューリングされません。

  • スケジュール情報の実行日、実行曜日の設定は正しいですか？

    有効開始日より有効期日が前の場合、スケジューリングはされません。

  • スケジューリング時間は何時になっていますか？

    スケジューラを起動したときのスケジューリングは、起動した時間から次のスケジューリング時間までの情報がスケジューリングされます。

指定したコマンドが起動されない

スケジュール情報の指定に誤りがあります。以下のことを確認してください。

  • コマンドの指定は正しいですか？パスやモジュール名を確認してください。

  • アカウントの指定は正しいですか？ユーザー名、ドメイン名、パスワードが正しいか確認してください。

スケジューラを停止しても「今日のスケジュール」が消えない

スケジューラは、スケジューリングを行うときに、今日のスケジュールを更新します。そのため、次にスケジューラを起動し、スケジューリングが行われるまで、今日のスケジュールは更新されません。

スケジューラのジョブを起動したときにアカウント（ユーザー）情報の追加に失敗する。メッセージコード（W806041）が表示される。

スケジュール情報のユーザー情報設定を行っていませんか？ユーザー情報で入力したユーザーは、以下に示す条件を満たしておく必要があります。

  • ローカルマシンのadministratorsグループに所属していること。

  • 以下に示すローカルマシン上のユーザー権利を与えられていること。(*1)

    • オペレーティングシステムの一部として機能

    • プロセスのメモリークォータの増加（Windows 2000の場合はクォータの増加）

    • プロセスレベルトークンの置き換え

    • ファイルとディレクトリーの復元

    • ファイルとディレクトリーのバックアップ

*1

:

ユーザー権利の設定方法

コントロールパネルの管理ツールのローカルセキュリティポリシーを選択します。ローカルセキュリティ設定画面のローカルポリシー－ユーザー権利の割り当てを選択することにより、権利を与えることができます。