複数集信ファイルデータ抽出コマンド
コマンド形式
utlstore -f fileid {-fd Date1 [-ft hhmm1]| -td Date2 [-tt hhmm2]} [-h hostname] -o out [-m]
パラメーター説明
- -f fileid
-
データ抽出対象の集信ファイルID(省略不可)
50バイト以内の英数字および“_”で指定します。
- -fd Date1 [-ft hhmm1]|-td Date2 [-tt hhmm2]
-
データ抽出対象の範囲(日付省略不可、時刻省略可)
8バイトの数字で指定します。
日付は、システム動作環境設定の日付形式(datefmt)の設定の形式で指定します。「Date1<=Date2」の範囲で指定する必要があります。指定した「Date1」、「Date2」も抽出の対象に含まれます。
時刻は「hhmm」の形式で指定します。「Date1」と「Date2」が同じ日付の場合は、「hhmm1<=hhmm2」の範囲で指定する必要があります。指定した「hhmm1」、「hhmm2」も抽出の対象に含まれます。
時刻「-ft」、「-tt」を指定する場合、日付「-fd」、「-td」は省略できません。
日付「-fd」、「-td」は必ずどちらかを指定してください。
時刻「-ft」を省略すると、「-fd」で指定した日付の0時00分以降の履歴が対象となります。
時刻「-tt」を省略すると、「-td」で指定した日付の23時59分までの履歴が対象となります。
「-fd」を省略すると、「-td」で指定した日付までのすべての日付が対象となります。
「-td」を省略すると、「-fd」で指定した日付以降のすべての日付が対象となります。
すべてを指定した場合は、「Date1」「hhmm1」から「Date2」「hhmm2」の範囲のものすべてが対象となります。
- -h hostname
-
データ抽出対象のホスト名(省略可)
68バイト以内の英数字で指定します。
省略すると、すべてのホスト名が対象になります。
- -o out
-
抽出データの出力ファイル名(省略不可)
256バイト以内の文字で指定します。
同一のファイル名が存在している場合は、上書きされます。
- -m
-
抽出したデータを出力ファイルに追加書き(省略可)
注意事項
HULFT10のServerグレードを導入した環境で扱うネットワークファイルに対して、複数集信ファイルデータ抽出コマンドを使用することはできません。
補足
システム動作環境設定の転送関連ファイルの削除モード(trnsfr_file_del)に“復元不可能モード(1)”を指定していた場合、処理中に抽出した集信データを削除する必要があるときは、復元不可能な状態で削除されます。