リモートジョブ実行コマンド

リモートジョブ実行要求を発行すると、他のホストのジョブを実行することができます。リモートジョブ実行要求受付側は、発行側が指定したジョブを実行します。実行されるジョブはあらかじめジョブ起動情報に登録されている必要があります。サービス名は「HULRJOB」です。

リモートジョブ実行コマンド発行により、リモートのホストにジョブを実行させます。

コマンド形式

utlrjob -h hostname -j jobid [-o [filename]] [-sync [-w time]] [-v8]

パラメーター説明

-h hostname

ジョブ実行させるホスト名(省略不可)

68バイト以内の英数字で指定します。

-j jobid

実行させるジョブID(省略不可)

50バイト以内の英数字および“_”で指定します。このジョブIDは、相手ホストのジョブ起動情報に登録されていなければなりません。

-o filename

ジョブ実行要求結果を出力するファイル名(省略可)

256バイト以内の文字で指定します。

ファイル名は絶対パスで指定してください。ファイル名の指定がないとき(「-o」のみ)は、標準出力に出力します。

省略すると、ジョブ実行結果を出力しません。また、相手ホストへのコネクションに失敗した場合は出力しません。

-sync

同期実行要求(省略可)

相手ホストのジョブ実行の終了まで、同期をとります。

省略すると、要求を発行した時点で終了します。

このパラメーターを指定する場合は、「-w」を指定するようにしてください。

-w time

同期実行待ち時間(秒)(省略可)

同期実行時に、ジョブ実行結果を受け取るために同期をとる時間を、“10”~“259200”の範囲で指定します。

省略すると、システム動作環境設定ファイルのジョブタイムアウトで設定された値になります。

このパラメーターを指定する場合は、「-sync」を指定する必要があります。

-v8

実行要求結果にジョブID全体を表示(省略可)

表示されるジョブ実行要求結果に、8バイトを超えたジョブID全体が表示可能な出力形式で表示します。

省略すると、出力結果はVer.8未満の出力結果で表示され、ジョブIDは先頭8文字のみ表示されます。

注意事項

無通信タイムアウト時間、および同期指定時のリモートジョブ待ち時間の注意事項があります。

詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for Windows アドミニストレーション マニュアル : タイムアウトの設定について