ジョブの実行

ファイルトリガー機能では、監視しているファイルの作成、削除、または変更を検知すると、操作を検知したタイミングで、ファイルトリガ情報のジョブID(JOBID)で指定されたジョブを実行します。

以下の図では、ファイルの作成、変更、および削除を検知したタイミングでジョブを実行しています。

= 備考 =

1つのトリガーIDで複数の監視の種類を指定しても、実行できるジョブは1つです。たとえば、作成が検知されたときと削除が検知されたときで異なるジョブを実行したいなどの場合は、それぞれ別のトリガーIDとして定義する必要があります。

図2.60 ジョブを実行するタイミング

ただし、ジョブが起動している最中に同じファイルへの操作を検知したときは、ジョブは実行しません。

以下の図では、ファイル作成を検知したときに実行したジョブが、ファイル変更の検知時に実行中になっています。そのため、ファイル変更を検知したタイミングではジョブを実行しません。

図2.61 ジョブを実行するタイミング(ジョブが実行されないパターン)