配信ファイルおよび集信ファイルについて

本節では、HULFTで配信および集信できるファイルについて説明します。

レコードサイズ

テキスト転送時、1レコード長(改行まで)の最大は、改行を除いて32,767バイトまでです。

なお、ファイルが上記範囲内であっても、コード変換後に、32,767バイトを超える場合は、扱うことができません。

フォーマット転送およびマルチフォーマット転送の場合、1レコード長の最大は、19,997バイトまでです。

ファイルサイズ

ファイルサイズに関する制限はありません。

ファイルサイズが0バイトの場合でも、配信および集信することができます。

ただし、OSの制限や設定により、ファイルサイズによっては配信または集信できない場合があります。

フォーマット項目サイズと項目数

フォーマット転送およびマルチフォーマット転送の場合の1項目長は、以下のとおりです。

また、1レコードに登録できる項目数は、1000項目までです。

表3.10 フォーマット項目サイズ

項目タイプ

サイズ(バイト)

備考

X

1~9999

 

M

1~9999

 

N

2~9998

ただし、偶数値しか扱えません

9

1~18

 

B

2、4、8

 

P

1~10

ただし、18桁までしか扱えません

S

1~18

 

F

4、8

 

I

1~9999

 

サイン付10進数の符号部とゾーン部

サイン付外部10進数(S)の符号部として扱うのは以下のとおりです。

3,4,5,7,A,B,C,D,E,F

詳細は、以下を参照してください。

ファイル格納場所

ローカルディスクのファイルのみサポートしています。リムーバブルメディアはサポート対象外です。

ただし、HULFT10のServerグレードについては、ネットワーク資源を利用したファイルの配信および集信を行うことができます。

詳細は「ネットワークファイルの扱い」を参照してください。

ショートカット

ショートカットは、扱うことができません。

ファイル名

ファイル名は絶対パスで指定してください。