HULFT10 Smart Proxy(WSS)が出力するログ
HULFT10 Smart Proxy(WSS)が出力する以下のログについて説明します。
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HULFT10 Smart Proxy (WSS)の動作状況を記録するトレースログ
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HULFTまたは隣接するHULFT10 Smart Proxy (WSS)との中継履歴
トレースログ
HULFT10 Smart Proxy(WSS)の動作状況を記録するトレースログが出力されます。
トレースログの出力先とログレベル
トレースログのログレベルと出力先は、以下のとおり、WSSサーバー設定ファイル(wss-config.yml)のログ出力レベル(log-level)とログファイル名(log-path)にて設定します。
WSSサーバー設定ファイル(wss-config.yml)
server: hostname: host1 servicename: service1 inner-bind-ip: 0.0.0.0 inner-port: 30001 outer-bind-ip: 0.0.0.0 outer-port: 42000 tls-cert-path: /usr/local/smartproxy-wss-server/etc/ssl/server.pem tls-key-path: /usr/local/smartproxy-wss-server/etc/ssl/server.key socket-read-timeout-sec: 30 connection-retry-waittime-sec: 30 connection-retry-num: 10 log-lebel: [debug, info, warn, error] log-path: [/usr/local/smartproxy-wss-server/log/trace.log] ・・・
WSSサーバー設定ファイルの詳細は、「WSSサーバー設定ファイル(wss-config.yml)」を参照してください。
設定できるログレベルは以下のとおりです。
- debug
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: アプリケーションの動作に関するデバッグ情報が表示
- info
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: 正常に動作していることを把握するための情報が表示
- warn
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: システムの動作に影響する可能性がある問題を特定するための情報が表示
- error
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: エラーの内容や対処方法など、システムの復旧を目的とした情報が表示
出力されるログの優先度は以下のとおりです。
←優先度低 優先度高→
debug < info < warn < error
優先度が指定したログレベル以上のログが出力されます。
例)ログ出力レベル(log-level)に“info”を指定した場合、“debug”のログは出力されません。“info”、“warm”および“error”のログが出力されます。
中継履歴
HULFTまたは隣接するHULFT10 Smart Proxy (WSS)との中継履歴が出力されます。

図7.3 中継履歴の出力
中継履歴は管理コマンドを使用して確認できます。
中継履歴を出力する管理コマンドについては、「中継履歴の出力」を参照してください。