システム動作環境設定の更新

HULFT10 Smart Proxy間で共有が可能なシステム動作環境設定の情報を更新します。

コマンド形式

hspctl [global options] import system-configuration '<import-json-data>'

パラメーター説明

[global options]

すべてのコマンドに共通で使用するオプションを指定します。

詳細は、「コマンドラインインターフェース」を参照してください。

[command options]

なし

引数

<import-json-data>

更新したい値が設定されたシステム動作環境設定をJSONフォーマット形式のテキストで指定します。

ファイルでは指定できません。ファイルを指定するとエラーとなります。

設定可能な項目については、「入力項目」を参照してください。

入力項目

以下の項目を入力できます。

  • httpProxy(HTTPプロキシ)

    HULFT10 Smart Proxy(WSS)からインターネットを経由して転送をする場合に利用するHTTPプロキシの接続情報

    • proxyUrl

      HTTPプロキシのURL

      HTTPプロキシが必要な場合そのURLを指定します。

      http://または https://から始まる文字列で、最大255文字です。スキームより後はホスト名に使用できる文字かつIPv4アドレスに使用できる文字(英数字、“-”および“.”)とポート番号の指定に必要な文字(“:”)が指定できます。

      nullまたは空文字の場合は設定なしとなります。

    • proxyUser

      ユーザー名

      HTTPプロキシの認証に使用するユーザー名です。

      印字可能な文字列を指定できます。

      nullまたは空文字の場合は設定なしとなります。

    • proxyPassword

      パスワード

      HTTPプロキシの認証に使用するパスワードです。

      印字可能な文字列を指定できます。

      nullまたは空文字の場合は設定なしとなります。

    • noProxy

      プロキシ除外リスト

      特定のホストやドメインに対してプロキシを使用しないように指定された除外リストです。

      印字可能な文字列を指定できます。

      nullまたは空文字の場合は設定なしとなります。

  • neighborServers(隣接サーバー)

    HULFT10 Smart Proxy間での中継を行う際の対向サーバーの接続情報

    2件までの隣接サーバーを登録できます。

    • serviceName

      サービス名

      隣接サーバーを識別するための名称で、最大100文字です。

      隣接サーバーが必要な場合は必須です。

      印字可能な文字列を指定できます。

    • hostName

      ホスト名

      隣接サーバーのホスト名で、最大255文字です。

      隣接サーバーが必要な場合は必須です。

      印字可能な文字列を指定できます。

    • portNumber

      ポート番号

      隣接サーバーのポートです。

      1~65535の数値が指定できます。

      隣接サーバーが必要な場合は必須です。

    • contextPath

      コンテキストパス

      隣接サーバーのコンテキストパスで、最大255文字です。

      隣接サーバーに接続する際のURLのパスとして使用されます。

      “/”(スラッシュ)から始まり、以降の文字には以下を指定できます。

      • 英数字

      • “-”(ハイフン)

      • “_”(アンダースコア)

      • “.”(ピリオド)

      nullまたは空文字の場合は設定なしとなります。

    • caCertificate

      CA証明書

      隣接サーバーのサーバー証明書に署名したCAの証明書のファイルパスで、最大4096文字です。

      自己署名証明書を使用している場合は必須です。

      HULFT10 Smart Proxy(WSS)を導入したサーバー上のファイルパスをフルパスで指定します。

      “/”(スラッシュ)から始まり、印字可能な文字を指定できます。

      nullまたは空文字の場合は設定なしとなります。

入力例(システム動作環境設定の値を更新する場合)

{
  "httpProxy": {
    "proxyUrl": "http://proxy",
    "proxyUser": "user",
    "proxyPassword": "password",
    "noProxy": "localhost,192.168.0.0/16"
  },
  "neighborServers": [
    {
      "serviceName": "serviceName",
      "hostName": "smartproxy",
      "portNumber": 443,
      "contextPath": "/wss",
      "caCertificate": "/path/to/cacert"
    }
  ]
}

入力例(システム動作環境設定の値を削除する場合)

システム動作環境設定を更新するコマンドでシステム動作環境設定を削除する場合は、""を指定します。

"portNumber"に""を指定するとエラーとなります。"portNumber"には""を指定しないでください。

{
  "httpProxy": {
    "proxyUrl": "",
    "proxyUser": "",
    "proxyPassword": "",
    "noProxy": ""
  },
  "neighborServers": []
}